安定発現株の培養培地を濃縮し、293Tへ感染させれば、残存ウイルス粒子を評価できそうですね。感染先でインテグレートしたプロウイルスのPCR(RNAのRT-PCRではなく)なら、インテグレーション機能を維持しているウイルス粒子を検出できるかと思います。
ちなみに、私の施設(海外)では、in vitroでreplication-incompetent/ecotropicのレトロウイルスベクターを感染する場合、ガン遺伝子を組み込んでなければ感染後の洗浄希釈だけでP2から下ろせるルールになっています。施設ごとにガイドラインがあると思うので、確認されると良いと思います。あるいは、施設の組み換え実験管理責任者に確認すれば確実でしょう。 |
|