そのとおり。
shRNAで標的RNAの切断を狙ってサイレンシングしようとしたら、たしかに表現型は出たけど、mRNA量は減少していなかったというケースを聞いた。でも、タンパク質量は減っていて、どうやらRNA切断ではなく翻訳阻害になっていたようだ。一般にガイドRNAが標的に対してパーフェクトマッチだと切断に働き、数個のミスマッチがあると翻訳阻害に働くので、意図に反して、設計したshRNAが実際の標的配列と完全一致していなかったのかもしれない。
それとは別に気をつけるべきは、RT-PCRで標的RNA量の減少を評価するなら、dsRNAの標的配列を間に挟んでむようなPCRをデザインすべき。理由はいわずもがな |
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