ご返信ありがとうございます。
“ひょっとしたら値段が安かったのかもしれません。特定の部位にGFPの発現があれば(蛍光が出れば)実験的には雌雄は関係なく使用しています。”
Tgマウスの雌を(実験でなく)繁殖に用いない理由は, Tgの母胎が胎仔に与えるかもしれない影響を排除するためです。そこをクリアしていれば値段が安いと助かりますね。
"私のBの質問でいうと、heteroとWTで交配しても、heteroとc57BL6で交配しても産まれてくる仔に違いはないが、heteroとWTで交配を繰り返していくと突然変異が現れた時にそれが固定されてあまりよくないという解釈でよろしいでしょうか?"
はい,伝わっていると思います。
"効率よくGFPを発現するマウスを得るために、ホモを作ることが意味があるのかないのかを知りたかったです。"
Tg-GFPがゲノムの別の遺伝子や調節領域に干渉している可能性を無視して大丈夫ですか? Tgの位置は偶然に決まります。なのでTg-GFPが割り込むことで元のゲノム配列に意図しない破壊が起こっている可能性を考えます。Tgが組み込まれた位置のゲノム配列について相同染色体の野生型配列があれば健常な形質が期待できます。Tg-GFPはHemiで発現させて蛍光が弱ければ抗GFP抗体染色が無難ですが,やはり実験系しだいと思います。ノックインなど大丈夫な場合もあると思います。 |
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