試薬を加える順番は任意で良い場合もあるけれど、順番に意味があることも多いので留意が必要。順番を違えると、析出したり、失活を招いたり、不正な反応が起こったり。
極端な話、DNAサンプルを1x バッファーに調製する前にいきなり制限酵素を入れるのは誰が考えても不味いですよね。
実験書や製品マニュアルにあるレシピ表は基本的には加える順に試薬を並べてあるものだ、と初学の頃に教えられた。慣れてくれば、これは順不同でいい、これは先、これは後に入れるべき、というのを考えた上で、作業しやすいようにアレンジできるようになるけれど。
使う試薬は可能な限り保管場所から取り出して目の前にそろえて並べておく。
入れ終わった試薬は、ボトルだったら脇によけていくとか、チューブだったらスタンドに立てる位置をずらしていく。多検体の場合、入れ忘れや重複して入れるのを防ぐために、試薬を一種ごとに入れ終わったチューブはスタンドに立てる位置をずらしていく。
特別な工夫ではなくて、誰でもしていることかもしれませんが、これを守っていれば大事故は起こらないと思います。 |
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