insertion effect によって発現量が変わるのはトランスジェニック全般の話であってCAGプロモーターに限定されないと思います。
safe harborについても、一応ユビキタスということになっていますが、組織ごとにやはり違いは出るようです。
また内在性のプロモーター活性についても、ROSAやHprt1、CD6などには内在活性があり、TIGRE、Hipp11などにはプロモーター活性が報告されていない、などの違いもあります。
すべての系で最適、という組み合わせは存在しないので自身の系に合わせて選択されることが大事だと思います。
ただまぁ、一般的にはROSA-CAGの組み合わせが広く使われていると思います。
(使い勝手の他にも既に樹立されているからなどの理由もありますが)
あと個人的な意見ですが、"floxマウス"という表現はconditional KO用のマウスを示す事が多いと思います。
"flox"="flanked by loxP sites"の略なので、「内在のエキソンにloxPを隣接させたマウス」という意味だと解釈しています。
EGFPに隣接してるじゃないか、という指摘はもっともですが、EGFP部分も含めて外来配列なので違和感を覚えます。 |
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