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マウスへの効率的なloxP配列の導入方法について トピック削除
No.8750-TOPIC - 2020/04/04 (土) 17:18:55 - ビギナー
floxマウス作製について勉強しているのですが、効率的なloxP配列の導入方法について教えてください。

所属している研究室では、あるタンパク質を過剰発現させるためのfloxマウス(loxp-EGFP-STOP-loxp)マウスがいます。このマウスは生体組織の特定の部分でしかfloxを発現していません(GFPの免疫染色でチェックしました)。

これにcreマウスを掛け合わせて実験に使用しています。今回はたまたま、解析したい領域にloxpが導入されていたので実験はできるのですが、もし、ユビキタスにloxPが導入されているマウスを作製したい際は、どのような工夫が適切なのでしょうか。

研究室で所有しているfloxマウスはCAGプロモーター下流にloxp配列をつないだもので、ノックインではない単純なトランスジェニックですが、Rosa26遺伝子座に組み込むといったようなノックインシステムであれば改善されますか?もし、ノックインが妥当な場合、Rosa26以外によく使われているものを教えていただけませんか。

勉強を始めたばかりで、知らない言葉が多すぎ、理解が追いつきません。勘違い等もある気がするので、詳しい方からご意見を頂きたいです。よろしくお願いします。
 
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No.8750-6 - 2020/04/06 (月) 11:32:37 - AA
insertion effect によって発現量が変わるのはトランスジェニック全般の話であってCAGプロモーターに限定されないと思います。

safe harborについても、一応ユビキタスということになっていますが、組織ごとにやはり違いは出るようです。
また内在性のプロモーター活性についても、ROSAやHprt1、CD6などには内在活性があり、TIGRE、Hipp11などにはプロモーター活性が報告されていない、などの違いもあります。
すべての系で最適、という組み合わせは存在しないので自身の系に合わせて選択されることが大事だと思います。

ただまぁ、一般的にはROSA-CAGの組み合わせが広く使われていると思います。
(使い勝手の他にも既に樹立されているからなどの理由もありますが)


あと個人的な意見ですが、"floxマウス"という表現はconditional KO用のマウスを示す事が多いと思います。
"flox"="flanked by loxP sites"の略なので、「内在のエキソンにloxPを隣接させたマウス」という意味だと解釈しています。
EGFPに隣接してるじゃないか、という指摘はもっともですが、EGFP部分も含めて外来配列なので違和感を覚えます。

(無題) 削除/引用
No.8750-5 - 2020/04/06 (月) 11:03:55 - ちき
だとすれば、強いプロモーターにつないだコンストラクトをサイレンシングや部位特異的発現が起きにくい遺伝子座に挿入する、というのが一般的な答えでしょう。現実問題として、CAGプロモーター/Rosa26遺伝子座以上の組み合わせが存在するかは存じません。検索すると、 Hipp11、 TIGREといった遺伝子座も出てきますが、同じプロモーターで比較した文献は見つけられませんでした。

(無題) 削除/引用
No.8750-4 - 2020/04/05 (日) 16:16:30 - ビギナー
コメントありがとうございます。

当然、Creの発現部位によりloxPが切り出され、部位特異性が成立するのは承知しています。

疑問点は、floxマウスを作製する際の話です。
以下のリンクを見つけました。これがそのまま答えなのでしょうか。
下記URLからの引用
“CAG promoterを用いたトランスジェニックでは、うまくいけば発現量が高いものが得られますが、挿入された遺伝子座の影響で発現量や発現パターンが左右されるというデメリットがあります(locus effect)”

引用元:
http://kenkyuu2.net/cgi-biotech2011/biotechforum.cgi?mode=view;Code=1242

以上のことから、ノックイン(遺伝子座を標的とした遺伝子導入)をすれば改善されるのではないか、と思うのですが、どうも自信がないもので。
あと、繰り返しですが、Rosa以外に選択肢があるのかも気になるところです。

(無題) 削除/引用
No.8750-2 - 2020/04/05 (日) 11:41:31 - ちき
一般的には、flox部分切り出しの組織特異性はcre発現の組織特異性に依存しているのであって、loxp配列が特定の組織に導入されているのが理由ではないと思いますが。そもそもそれではlineとして維持できないでしょう。

マウスへの効率的なloxP配列の導入方法について 削除/引用
No.8750-1 - 2020/04/04 (土) 17:18:55 - ビギナー
floxマウス作製について勉強しているのですが、効率的なloxP配列の導入方法について教えてください。

所属している研究室では、あるタンパク質を過剰発現させるためのfloxマウス(loxp-EGFP-STOP-loxp)マウスがいます。このマウスは生体組織の特定の部分でしかfloxを発現していません(GFPの免疫染色でチェックしました)。

これにcreマウスを掛け合わせて実験に使用しています。今回はたまたま、解析したい領域にloxpが導入されていたので実験はできるのですが、もし、ユビキタスにloxPが導入されているマウスを作製したい際は、どのような工夫が適切なのでしょうか。

研究室で所有しているfloxマウスはCAGプロモーター下流にloxp配列をつないだもので、ノックインではない単純なトランスジェニックですが、Rosa26遺伝子座に組み込むといったようなノックインシステムであれば改善されますか?もし、ノックインが妥当な場合、Rosa26以外によく使われているものを教えていただけませんか。

勉強を始めたばかりで、知らない言葉が多すぎ、理解が追いつきません。勘違い等もある気がするので、詳しい方からご意見を頂きたいです。よろしくお願いします。

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