>やはり「フレームがあっているか」が最優先なのですね。これを検証する方法として思いつくのは「+1, +2のフレームでコンストラクトを作り直す」ですが、かなり時間が掛かってしまうと思います。もっと効率よく遺伝子のフレームを確かめる方法はありますか?
当然やっていると思いますが、発現コンストラクトの当該領域をサンガーシークエンスしたデータを、コーヒーでも飲みながら、心を落ち着けて、再確認です。全長をPCRで作成しているのであれば、全長のシークエンスの確認はされていますか?一昔まえ(以上?)に比べると、fidelityは格段に上昇していますが、やはりPCRエラーや合成オリゴのエラーはあります。また、「+1, +2のフレームでコンストラクトを作り直す」は、検証とは言えないです。やり直しですよね。周囲に適切な指導者がいないのでしょうか。
>ところで、「レポーター」という言葉が気になる、というのはどういうことなのでしょうか?間違った表現があればご指摘いただければありがたいです。
プロモーター下流に、当該遺伝子の代わりにレポーター遺伝子(例えばGFP)を入れて、遺伝子発現(というかプロモーター活性)を評価する場合は、レポーターという表現がしっくりきます。
質問者様のように、当該遺伝子とのfusion proteinにしたら、当該遺伝子産物の翻訳後修飾等の影響を受けるため、プロモーターの活性をレポートする目的には不適当であるため、レポーターとは呼ぶのは憚られます。この場合は、「タグをつけた」蛋白質を、当該遺伝子のプロモーターを使用して発現、ということになろうかと思います。 |
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