遺伝子発現の調節といえばtranscritional regulation 転写調節しかあなたの頭の中にはないようだ。
post-transcriptiona regulation 転写後調節やtranslational regulation、翻訳調節という言葉も調べてボキャブラリーに加えるといい。他にはユビキチンプロテアソーム系、カルパインなどによるタンパク質分解による制御も考えられる。
例えば、転写はされはするもの何らかの形でマスクされていて、何かのきっかけでマスクが外れないと翻訳されないというものものある。
Ins/TOR経路の出力が転写調節に行くケースもあるけれど、S6K活性化によるボソームタンパク質などのリン酸化による翻訳の促進というのも重要。mRNAの種類によって大きく翻訳促進されるものとそうでないものがあったりする。
たとえば(あくまでもわかり易い例として)、あなたの実験で行った処理がS6Kを活性化するものであって、標的とした遺伝子のmRNAがそれによって翻訳促進を受けるタイプのものだったら、そういうことは起こる。 |
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