>[Re:151] Nanasiさんは書きました :
> と言うか、そもそもロックダウン等に本当に意味が有るのでしょうか?
武漢をロックダウンしなければ、どうなっていたかを考えれば、はっきりしていると思います。
おかげで中国全土の多くの都市では、武漢よりはましな状況です(大本営発表を信じればですが)。
Nanasiさんはそれが、経済のバランスなどを考えたときに行き過ぎではなかった、ということがおっしゃりたいのですよね。
> それでも蔓延を止められなくて、一定数の人に広がって、結局は集団免疫が確立して止まり、見かけ上、ロックダウンよって止まったかのように評価されてる
> と言う可能性は否定されたのでしょうか?
> 経済を止めるわけだから、今更「実は大して効果が無かった」とは言いにくいでしょうが、ロックダウンした国にはしっかり検証して貰いたいもんです。
ロックダウンや入国制限がなくて、自由往来だったら、どうなっていたか想像できませんかね。
その地域は集団免疫を獲得するかもしれませんが、他の地域への感染拡大は止まらないですよね。
しかも、鳥インフルエンザで、鳥を全処分する例からもわかるように、このようなウイルスは、蔓延させると、さらに感染性や強毒性のものが出てくる可能性があります。
検証の重要性をおっしゃりたいのでしょうけど、なんだか、机上での偏った情報を元に、この状況でロックダウンが不要というような書き込みに読めてきます。
> 「ロックダウンをすれば全て解決する」みたいな宗教的な盲信は危険だと思います。
ロックダウンは、治療法の確立されておらず、致死性で、ヒトヒト接触により感染が拡大する疾患の拡大(速度)を抑える、最も有効な手段です。感染拡大が進んだ場所では、周辺への拡散防止や、当該地域での医療体制の回復に、他に方法がありません。他にあるのなら、代替案を教えて下さい。
Nanasiさんは理解された上で言っておられるのだと思いますが、COVID-19を罹患した患者が救えないことだけが医療崩壊ではありません。NYなどでは、緊急性の高い他疾患の患者もまともな治療が受けられず、どんどん亡くなっています。ロックダウンしなければ、もっと死者が出るでしょうし、医療従事者が現場から逃げますね。
日本でも、緊急性が低い手術は受けられない施設が多くなってきています。物資も全然不足しています。適切な医療を迅速に提供できる状況では、もはやありません。そういう意味では部分的に医療崩壊しています。これも、経済をある程度優先して、感染を緩徐に拡大させたから起きた、と言えるかもしれません。
日本で、ロックダウンしなくても最悪な状況を回避できることが、今のところ示されていると言えるかもしれませんね。Nanasiさんは、この違いについて強調されたかったのだろうと推察いたします。
> 今回しっかり検証して、意味が無いなら将来同様の状況でやり必要は無いし
> 少しあるのならrisk-benefit の評価出来る下地を作って貰いたいもんです。
地域ごとによって、遺伝的背景、規範意識、公衆衛生などが違うので、一概に結論を導くのは難しいかもしれませんが、今後のrisk managementに必要な情報は得られると、私も思います。 |
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