私もリン酸化部位特異的抗体の時はBSAを(というかskim milk以外を)と習いました。でも最近のいろんなリン酸化部位抗体の実験例やユーザー提供データなど、あるいは論文などを見るとmilkでブロッキングしているのも見かけます。みじかでもmilkでblockingして良好な結果を得てる人はいます。抗体が認識するのはリン酸化アミノ酸残基を含む周辺の数個のアミノ酸残基全体と思うので、多分、多くの抗体はskim milkのリン酸化セリン残基とは識別できるのかもしれないと思います。
当該タンパク質におけるリン酸化formの割合を見るために当該タンパク質の抗体でもウェスタンします。ただウェスタンですので、あまり厳密な定量性はないですが、他に客観的に表現するすべがないのでします。そういうこともあって、実際のところグラフ見なくても(グラフ化するまでもなく)blotを目で見てわかるくらいの差異がないと説得力を持ちません。 |
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