3重測定(SYBR, primer, 水を混ぜた溶液を試料数分まとめて作って各ウェルに分注し、同一cDNAを個別ウェルに追加)のデータが4つ手許にありました。
(平均値 +- 標準偏差) 形式で表示したものが下記になります。
17.28 +- 0.09
17.22 +- 0.04
5.19 +- 0.08
5.36 +- 0.17
感想をいくつか。
Ct値が0.2ばらつくことはそれほど気にすべき問題ではないように思われます。ただし、2重測定でCt値が0.6異なることはめったにないことであり、自分なら実験系に問題ないか気にします。
Ct値が大きい場合(つまり標的量が少ない場合)は、ばらつきが大きくなりがちだと思われます。29.13 +- 0.16 というのはそれほど悪くないのではないでしょうか。
cDNAを2uLとか5uLとか容量を多めにしたらばらつきが小さく出来そうな気がします。("SYBR, primer, Template全てを1つのTubeで混ぜて、そのまま分注" する場合でなく、通常のduplicate測定の場合のはなしです。)
その他
cDNAはボルテックスはしませんが、転倒混和もしくはタッピングでよく混ぜています。
試薬類は氷上に置きますが、分取して作る反応用液は常温に置いています。
TOYOBOなら、1mLx5本で37000円のものより、1.67mLx3本で29000円の方が費用対効果が高そうな気がします。きちんと比較したわけではない憶測ですが。 |
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