トリクロロ酢酸に限って言えば
昭和化学株式会社のSDSでは
吸湿性は明記されています。
という事は性質としては普通にあるれけど
メーカーによっては特記するほどじゃない
くらいの認識かと
デシケーターに入れるべきかという点では
元から乾燥剤と共に封入してある、不安定で酸素等を避ける
と明記があれば踏襲しますが
吸湿性があったとしても
容器から出せば薬包紙が濡れるくらいじゃなければ
普通の密封容器で、気になるならパラフィルム巻く
くらいで十分なのでは
例えば
潮解性で有名なNaOHのペレット?は外に出せば溶けますが
普通に容器内で蓋をしめればカラカラしてますし
デシケーターより劇物鍵庫に置いてあるイメージで
水分が問題となる=正確性が要る用途であれば
元から液の製品を使います
yeastは混合物なのでこれといったSDSは見当たらないけれど
あきらかに水気を吸い、薬包紙にしばらく置いておけばくっつくが
これも蓋を閉めておけば中が固まるなんてことはまずないし
デシケータ(ないし密封ケース)に入れるとしたら
どちらかというと匂いが気になる・蓋が緩んでいた時の保険
くらいの認識です
NaClですら古い?か湿気た?かで中で大きな塊ができる試薬はありますが
これも使う時に薬匙で砕ければよし、ガチガチになるものならば
デシケーターに置いておけばサラサラになるかも?程度ですね
自分が扱ったことがあるものでも
「これはデシケーター必須」という試薬というと
中和滴定で使うNaOHのファクターを検定するための標準物質
くらい厳密な測定をする場合でしたし
特に定量もしないのであればバイオで使う程度のTCA、例を挙げると
ざっくり%で使ってタンパク除するだけ
の用途であればわざわざデシケーターには入れないですね
ナカライでも25Gで数千円?ならむしろ消費期限の方が気になります。
SDS・値段・入手のしやすさ
使用法・使用頻度・保管スペースの余裕・出し入れのしやすさ
危険物ならさらに管理、監査部門の意見を聞いて
総合的に決めるべきかと。 |
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