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腎障害とアルブミン、β2-MG トピック削除
No.8673-TOPIC - 2020/02/20 (木) 15:18:34 - ぴろしき
お世話になります。
腎障害と血中アルブミン、β2-ミクログロブリン(β2-MG)について教えてください。

なぜ、糖尿病性腎障害をはじめとする腎障害では、血中のアルブミン濃度は下がる一方、β2-MGの血中濃度は上昇するのでしょうか?

******以下、調べてみたことです。******

アルブミンは分子量66,000、陰性荷電の蛋白質で腎臓のサイズバリア、チャージバリアで漏出が防がれています。サイズバリアかチャージバリアの破綻により、尿中にアルブミンが漏出しネフローゼ症候群になります。

β2-MGは分子量11,000ほどの小分子で通常は糸球体を自由に通過しているそうです。ということは、バリアの破綻でこちらも尿中に漏出し、血中のβ2-MG濃度が下がるのではないでしょうか。

腎臓糸球体基底膜に発現しているFcRnが重要な役割を担ってそうです。
このFcRnはアルブミンやIgGと結合し、アルブミンを漏出から防ぎ、IgGを排泄するように作用する実験結果がありました。

また、β2-MGはFcRnなどのMHC-I分子と非共有結合で相互作用するようです。

何か関連がありそうですが、これ以上わかりませんでした。
何かご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸いです。
 
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(無題) 削除/引用
No.8673-4 - 2020/02/21 (金) 12:55:42 - 1
透析に起因するものとはまた別の話でということですか。

(無題) 削除/引用
No.8673-3 - 2020/02/21 (金) 09:27:29 - Gee
β2-MGは腎機能のマーカーでもありますが、クレアチニンクリアランスが正常域にあるネフローゼ症候群患者においても血清β2-MGの高値が認められます。リンパ増殖性疾患ではβ2-MGの産生亢進のためにその血中レベルが上昇しますが、ネフローゼ症候群患者においても末梢血単核球の活性化が見られ、その結果各種pro-inflammatoryサイトカインの発現亢進と相俟ったβ2-MGの産生レベルが腎喪失量を上回り、その結果血清β2-MG高値となるものと思われます。

(無題) 削除/引用
No.8673-2 - 2020/02/21 (金) 08:41:10 - おお
In someone with signs of kidney disease, increased levels of B2M in the blood and low levels in the urine indicate that the disorder is associated with glomeruli dysfunction. If B2M is low in the blood and high in the urine, then it is likely that the person has renal tubule damage or disease.

https://labtestsonline.org/tests/beta-2-microglobulin-kidney-disease

腎障害とアルブミン、β2-MG 削除/引用
No.8673-1 - 2020/02/20 (木) 15:18:34 - ぴろしき
お世話になります。
腎障害と血中アルブミン、β2-ミクログロブリン(β2-MG)について教えてください。

なぜ、糖尿病性腎障害をはじめとする腎障害では、血中のアルブミン濃度は下がる一方、β2-MGの血中濃度は上昇するのでしょうか?

******以下、調べてみたことです。******

アルブミンは分子量66,000、陰性荷電の蛋白質で腎臓のサイズバリア、チャージバリアで漏出が防がれています。サイズバリアかチャージバリアの破綻により、尿中にアルブミンが漏出しネフローゼ症候群になります。

β2-MGは分子量11,000ほどの小分子で通常は糸球体を自由に通過しているそうです。ということは、バリアの破綻でこちらも尿中に漏出し、血中のβ2-MG濃度が下がるのではないでしょうか。

腎臓糸球体基底膜に発現しているFcRnが重要な役割を担ってそうです。
このFcRnはアルブミンやIgGと結合し、アルブミンを漏出から防ぎ、IgGを排泄するように作用する実験結果がありました。

また、β2-MGはFcRnなどのMHC-I分子と非共有結合で相互作用するようです。

何か関連がありそうですが、これ以上わかりませんでした。
何かご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけますと幸いです。

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