おお先生、ご教授ありがとうございました。
実験を行ったのでアップデートさせてください。
マウス腎臓2つを2 mlのライシスバッファー内にてホモジナイズを行い、その後、16000g、10分遠心。
その上清にはモヤモヤも含まれていたり、上澄みに脂肪のようなものが浮いていたりしたので、上清を新しいチューブに移し、再度遠心しました。その際にもペレットが小さいながら生じており、それを避けて上清を回収しました。
タンパク質濃度は25 mg/mlでした。
トータル2 mlなので、50 mg分のタンパク質が抽出できました。
おお先生のおっしゃる通り、組織重量の10%ほどでした。
その後、10 mg/mlになるように調製し、そこへ300 pmolのFcコントロールもしくはFc融合タンパク質を加え、1時間4度で旋回後、Protein Aアガロースを50 ul更に加え、1時間4度で旋回させました。
その後、ビーズをライシスバッファーで4度洗いました。
最後に2MEを加えた2x SDSバッファーを加え、ボイルし、電気泳動を行い、銀染色をしました。
結果はやはりFcコントロールの法でもたくさんのバンドを認めました。
1つだけ15kDaほどに差のあるバンドは認めました。
ただ、いわゆるトップラボが出すトップジャーナルの図のように、コントロールではレーン全体に渡ってほぼ何も見えず(ただし餌となるコントロールタンパク質は検出されていますが)、融合タンパク質ではいくつかはっきりしたバンドが出る、というデータは得られませんでした。
なぜここまで綺麗な白黒はっきりするデータが得られるんでしょうか...
アガロースだと非特異的な吸着があったりするのでしょうか...
NHS-Activated Agaroseなんかを用いたら、Fcタンパク質はビーズに共有結合するでしょうから、結果に改善が見られるのか等、考えています。
もし引き続きアドバイスをいただけるようでしたら、お願いできませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。 |
|