すぐ忘れるというのはたぶん、その論文があまり印象に残るようなものがない論文だからとおもうので、無理に覚えとかなくてもいいじゃね。その分野の全体像や現状、ポイントを掴みたければ適当な総説でフォローすればいいんだし。もちろん論文読むことをきっかけにいろいろ調べものするので実験法とか言葉とかの知識は増えるけどね。そういうのはノート作ってに書いておくといいかも。あと実験のデザインの仕方とか、コントロールの取り方とかは自分の実際のベンチワークでもすごい参考になるからそういうのも記録しとくといいかもね。また自分のプロジェクトとの接点を意識しながら読むとだいぶちがうよ。
論文はやっぱ、結論や提示された仮説に目がいくとおもうんだが、著者の描くストーリーに引っ張られてしまうのも気をつけないとね。多くの研究者を引きつけるような魅力的なストーリーが、何年かして、だんだん怪しくなってきて、あの話は結局なんだったのでしょうか、みたくなることもあるしね。別に意識してあら探しすることないけど、批判的に読んだり、関連論文を相互比較したりしながら、少し冷めた眼で読むことも必要だとおもう。 |
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