>おお先生、その水飽和尿素のプロトコルの詳細を可能でしたら開示していただけませんでしょうか?
水飽和尿素というのはちょっと変な表現だったかもしれません。要するに水に尿素をとけなくなるまで加えるということです。1.5mlチューブに8割尿素をつめて水を溢れないていどに加えて放置して15分ほど、または37度くらいのインキュベーターとかにおいておくといいでしょう。必要量がそれより多ければそれに合わせてスケールを合わせてください。だいたい11から12Mの濃度になります。水の代わりに500mMぐらいのNaClでも構いません。そうすると後で塩を加える必要もないですから。これをサンプルと等量加え尿素が5Mを超えたDNA溶液からエタ沈する(イソプロでもいいです)だけです。
またProK/SDS処理は尿素を使う限りなくてもきれいになると思ってますが、実際にそのようなサンプルでPCRしたことがないので断言できません。
PCRのサイクルですが、タッチダウンを使うと通常の増幅でイマイチだったのがうまくいくことがよくあります。プライマーの長さによりますが。Tmより遥かに高い温度68から72どのアニーリング温度で最初のサイクルをまわしそれから少しづつ温度を下げて25から30サイクルあたりでプライマーのTm付近(それより少し低くても良い)に達するようにして、気になるならその温度で数回更にサイクルを回してもいいです。指摘温度を決めるのがめんどくさいので最近は増えればいいときは最初からそうしてます。 |
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