M様、コメントをお寄せくださり、ありがとうございました。
はい、妊娠してはいるものの、コントロールのマウスとして用いています。
脾臓細胞はコンペンセーションのために調製したもので、かなりざっくりとしたシングルセルの調製法を取っています。もしかしたらそういうことで比率が変わってしまったのかもしれませんが、アイソタイプでは染まらず、CD19抗体では染まっていますので、染まったものと染まらなかったものとで核の染色を行いました。
>2の可能性についてはよく分かりませんが、CD19染色なし(FSC/SSCゲートだけ)でリンパ球全体のploidyを見てはどうでしょう? もしT細胞が2N/4Nの2ピークで、B細胞がその間のシングルピークならば、リンパ球全体としては3ピークになると思われます。
コンペンセーション用に脾臓をヘキストのみで染色したものがありますので、データを見直してみると確かに3ピークを認めました。
それらのピークとは別に、裾野の広い低いピークが一応認めますので、これがアポトーシス体だと考えていました。
私は細胞を無固定で、ヘキストで核染色をしていますが、それには理由がありまして、
今後の実験では胎児期の組織を解析予定で、細胞数も十分取れないために、多数回の洗浄を要するPIやDAPI染色を避けて、ヘキストで行うことにしました。
ここの過去のフォーラムではヘキストはP糖タンパク質で排出されてしまう、と書き込みがあり、論文検索するとやはりそのようにかかれてありました。
私はヘキストで30分、37度で染色したのちに、抗体を加え、染色しています。その後、1度の洗浄を行い、FACS解析しています。
これまでダブレットは除いて解析していますが、死細胞は除外していません。
一度PIを今の染色に加えたことがありますが、なぜか多くの細胞がかなり強く染まってしまい、それ以来敬遠しています...。
PI、FITC、PE、ヘキストの組み合わせは問題ないのでしょうか?なぜか高くなってしまい困惑していました。
ただデータが予想したものではないのはひょっとしたら死細胞を除外しなくてはならないことを意味しているようにも思えます...。
M様はこれらのコンビネーションを使われたことがありますでしょうか?
使用機器はFACS Celestaです。 |
|