いつも参考にさせていただいています。
イヌの悪性黒色腫について研究しています。
臨床検体からゲノムDNAをDNeasy blood and tissue kitを分離した際に、DNA抽出溶液に色がついていることに気が付きました。色がついていることが気にかかったのですが、分光光度計、アガロースゲル電気泳動による電気泳動によってDNA濃度は測定できたので、ゲノムDNAをテンプレートにがん遺伝子の変異検索目的にPCRを行ったところ、複数のハウスキーピング遺伝子およびがん遺伝子すべてで増幅が認められませんでした。コントロールとして同個体の血液から抽出したDNAをテンプレートにしたPCRはすべての遺伝子で増幅が認められませんでした。
おそらくメラニンがPCRの邪魔をしているのでは?、と考えフェノクロ、エタノール沈殿したところ、DNAの沈殿が黒色〜褐色を示しておりメラニンが除去できていないことがわかりました。その後のPCRも増幅は認められませんでした。
もし悪性黒色腫の検体からのDNA分離がいらっしゃったらアドバイスをいただけないでしょうか? |
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