先日、293Tの凍結ストックを起こして10cmの10% FBS in DMEMに播いたところ、cellのアタッチメントが非常に遅く、コンフルエントになるまで4日ほどかかりました。翌々日に293細胞の凍結ストックを他の人からもらうことがあり、同じ培地を用いてプレートしたところ、同様の現象が起きました。293T, 293ともに細胞が起きるまで時間がかかりましたが、一度コンフルエントになってスプリットしてからはgrowthに問題はありません。
また別のときに、上記293Tと同じロットのストックを起こしたところ、今度は播いて24時間の時に既に40%ほどの細胞が接着している様子が観察されました。このときは新しく調製した(と言っても抗生物質と10%FBS, DMEMを混ぜるだけですが。FBSは同じロットを分注しています)DMEMを使いました。
上記の経緯から、293T, 293で最初にgrowth rateやアタッチメントが遅かったのは、そのとき使用した培地に原因があるのでは、と考えています。しかし、同じ培地をHeLaや293の安定発現株の培養にも使っていましたが、増殖に影響するトラブルはありませんでした。
培地にFBSや抗生物質を入れ忘れるとこのようなことが起こるのでしょうか。ご教授の程よろしくお願い致します。 |
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