お世話になります。
今自然耐性菌出現頻度試験を行っています。
手順通りある株(staphylococcus属)を用いてMICを測定し、得られたMICの4倍の濃度の薬剤を添加したMH寒天培地に10の9乗CFU/ml接種し48時間培養して薬剤耐性変異株が見られるかを観察しています。しかし一面にべったりと菌が生えてしまいました。
10の8乗CFU/mlに減らして接種をするとコロニーとして観察されますが、数が多すぎて測定できませんでした(約2000CFU)。
さらに10の7乗CFU/mlに減らして接種をしたら今度は1〜10CFUの変異株が作出されました。
10倍希釈しただけなのに変異株が一気に減ってしまったのですが、これはいったいどのような現象なのでしょうか?出現した変異株はほぼ耐性を示していました。
バイオフィルム形成によって薬剤から免れ、力価が落ちるころあいに菌が増殖したものかと思っているのですが、なにか他に思い当たることがありましたらお願いします。 |
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