図書館の話ですが、オープンジャーナルは増えてはいても、ほぼそれは新規雑誌で、以前から図書館が購入してきた雑誌の値段は、年々破格の勢いで増えているので、図書館全体での購入金額が膨大になっています。このため、これまで読めない雑誌などまずなかった米国の大手の大学でも読めない雑誌が増えてます。これに抗議してエルセビアの雑誌の査読は拒否するという研究者や、購読しないという大学も出てきてますね。
日本でも深刻で、大学の予算の中で図書館に費やせる額は決まっているので、特に地方の国立では図書館では購読しない雑誌が増えてきてます。
なお、OAさんのご質問は、日本ではまだスウェーデンなどのように義務化されてないですが、科研の申請書にも数年前からオープンジャーナルに投稿するかどうかも例示されるようになっていて、世界的な流れに沿って進んでいくのじゃないですかね。確かにNature communicationsなどでは投稿料に70万の請求書が来て愕然としますが、別にそういうところに出さなくても安いところもあるわけですし。 |
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