一般的にイメージとして、−20度以下で凍っていたら、分子が全くうごかないと思っているのかもしれませんが、
化学的には、−20度でも分子はまだまだ動いているということです。
凍っているのはH2Oであって、すべての化学的結合が100%起こらないという保証なんてありません。
長期的に見ればー80度でも100%安心ということはないでしょう。
可能であれ150度とか、液体窒素がより安定ですが、現実的には経済的にむずかしいですよね。
タンパク質によってはもちろん、−80度である必要はないと思います。−20度でもよいと思います。
実際に、多くの制限酵素などはー20度保存ですよね。
ただ、扱っているタンパク質がどのくらい不安定なのかわからないので、ファーストチョイスとしてー80度ぐらいに保存できれば、損はないということです。 |
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