Hisタグによる精製は、培地中のアミノ酸によって阻害されるので、あらかじめそれらの除去が必要。血清濃度が高いとき限外濾過は目詰まりしやすい。
一次粗精製としてイオン交換がお薦め。DEAEセルロースによるバッチ精製が安価で良いのだけど販売中止になっている。どなたか入手先を知りませんか?
FBSは少ない方が精製しやすいので、遺伝子導入後1,2,5%に下げてみて発現量を比較する。ITSを加えると生存率が上がる時がある。
栄養分は多い方が良いので、非必須アミノ酸や0.3~0.5% Yeast Extract (Yeastlateの方が良い)を加えて発現量を比較する。
無血清培地を自作するなら、DMEM/F12+ITS+CD Lipid Concentrate (GIBCO)でも良いかも(遺伝子導入後に置換)。
分泌タンパクは分解されやすいものがあるので、回収日を2日目〜7日目?(生存率が低下するまで)で比較する。 |
|