初めて抗体精製に取り組んでおります。Protein G sepharose(GE)を用いたウサギ血清からのIgG精製です。条件等はGE社の抗体精製に関するサイトを参考にし、100mM Glycine pH3.0で溶出後、1/5量の1M Tris-HCl pH9で中和しています。
1)中和後のpHを試験紙で調べたところおよそ9でした。抗体は比較的幅広いpHで安定との記述を見かけますが、血清のpHを考えるとpH9はやや高いかと思います。何か理由があるのでしょうか?
2)初回は50uLのsepharose beadsを用いたバッチ法で試しました。ところが予想収量の1/10程度しか溶出されず、ビーズ上に大量にIgGが残っていました。(溶出バッファー添加後は、ピペッティングで軽く撹拌後、転倒撹拌を数回行い、速やかにスピンダウンして上清を中和しました。)次回は、GlycineのpHを少し落とす、溶出を2回行うなどの変更を検討していますが、その他良い改善方法があればご教授頂きたく存じます。 |
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