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浮遊細胞培養のコツ
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No.8156-TOPIC - 2019/08/13 (火) 06:38:43 - うきわ
いつも参考にさせていただいております。
今まで接着細胞を培養し実験をしていましたがこのたび白血病細胞を扱うことになりました。浮遊細胞は培養自体は楽だと伺っております。経代自体も少量の細胞を次のディッシュやフラスコに入れればよいとのことですが、今まで使っていた接着細胞用に処理されたフラスコを用いても大丈夫でしょうか?(もったいないので使いたいと思いました。)
また、細胞をカウントするときは今までのようにトリパンブルーで血球計算版を用いて行う予定ですが、実験に用いる場合、たとえば生細胞だけ使いたい場合、何か方法があるのでしょうか?接着細胞ですと浮いてきている細胞やデブリは捨てられますが浮遊細胞の場合は?そのまま死細胞やデブリも混ぜて実験に使うものなのでしょうか?
接着細胞の場合はコンフルエンシーはわかりますが、浮遊細胞の場合は感覚的な目分量になるのでしょうか?
周りに浮遊細胞を扱ったものがおらず、これから手探りですが頑張っていきたいと思っております。ほかにもコツのようなものがありましたら教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
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No.8156-12 - 2019/08/14 (水) 09:50:29 - うきわ
monさん、
再びコメントありがとうございます。遠心気をつけます。接着細胞より扱いやすいと思ってましたが面倒くさいごにょごにょ・・・手ごわいのですね。頑張ってみます。
今思ったのですが、フラスコ立てるのがいいのかもですね。培地がコーティング処理された面に接する部分が小さくなりますね。これが立てる理由なのでしょうか。いろいろと試してみます。ありがとうございます。
(無題)
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No.8156-11 - 2019/08/14 (水) 06:58:01 - mon
HL-60は高遠心力に弱かった(生存率が落ちる)記憶がありますのでご注意ください。私が使っていた細胞だけかもしれませんが。
卓上のスイング遠心機(50mL,15mLコニカルチューブ)で細胞を集める場合600-800rpm (gが分からなくて申し訳ない)5分等優しく遠心していました。この場合細胞ペレットはかなり緩いです(チューブを傾けると流れるくらい)。
なお、通常の接着細胞なら1000rpmでも問題ない遠心力です。
(無題)
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No.8156-10 - 2019/08/14 (水) 06:39:39 - うきわ
おおさん、
追加の情報ありがとうございます。ATCC推奨のフラスコまでご指摘いただき、自分のふがいなさを反省しております。U型のフラスコはかわいらしい形ですね。コーティングされていないディッシュを探して両方で試してみようと思います。
昨日凍結された細胞をおこして先ほどトリパンブルーでカウントしたのですが、難しいですね。やはり細胞が小さめなのと染まっているのか染まっていないのか判断が難しく感じました。生きているのか死細胞デブリスなのか・・・慣れてくればわかるのか、しばらく頑張って観察しようと思います。
(無題)
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No.8156-9 - 2019/08/14 (水) 04:55:02 - おお
>フラスコを立てにするというのも聞いたことがあります。これでしたら大きい体積で培養できそうですね
エアレーションも気にしないといけないのでT25でせいぜい15mlぐらいでしょう。表面積を稼げるので横にしたほうが体積的には多く入れれるかもしれません。口のほうが気になるなら少し斜めにするかな。
(無題)
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No.8156-8 - 2019/08/14 (水) 04:50:04 - おお
https://www.atcc.org/Products/All/CCL-240.aspx#culturemethod
HL-60はATCCによると表面処理がされてないフラスコを推奨してますね。
(無題)
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No.8156-7 - 2019/08/14 (水) 03:43:27 - うきわ
mamaさん、
ありがとうございます。遠心条件である程度分けられる・・・なるほど。今単純に考えたのですが、デブリが落ちてこないようゆっくりめに回せばある程度きれいに?なる場合も細胞によってあるいは遠心条件によってはあるのでしょうか。培養に慣れてきたら試してみます。貴重なご経験を教えていただきありがとうございます。大変心強く参考になります。
(無題)
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No.8156-6 - 2019/08/14 (水) 03:38:05 - うきわ
おおさん、
ありがとうございます。現在培養しているのはHL-60で、もしかしたらK562とH929も使うかもしれない、というところです。
フラスコを立てにするというのも聞いたことがあります。これでしたら大きい体積で培養できそうですね、ただ横にして顕微鏡で細胞の状態を見るときにキャップの部分が危険になりそうで注意が必要ですね。
やはり生細胞と死細胞は特に分離させずに使うのですね。ざっと検索したところ一応分離キットもあるようです。実験によってデブリをのぞいてきれいな(?)生細胞を使用したいときにはいいですね。
うんさん、
ありがとうございます。基本的には接着細胞用のフラスコでもいいのですね。ただ細胞によってはまずい、と。安全策をとるならばコーティング処理されていないものを使えばいいけど、接着細胞用でもまずはOKですね。今後別の白血病細胞を使う場合がありましたら細胞の情報に注意します。
monさん、
なるほど、数えて増殖曲線プラス様子を目視で経験則的な感じですね。ちょっと面倒ですねごにょごにょ・・・ですが立ち上げですのでやります。どんな感じで増えるのか、様子はどうなのかは見ておきたいですので。目安の数値もありがとうございました。
大変参考になる情報ありがとうございました。何とかできそうな気がしてきました。またほかにもありましたら是非教えていただけたら幸いです。
(無題)
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No.8156-5 - 2019/08/14 (水) 03:36:36 - mamma
細胞の種類や細胞死の様態などによりけりかもしれないけど、遠心で細胞落とすときにうまく速度と時間を調節すると、死細胞と生細胞が割ときれいに分かれる条件があったりします。
(無題)
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No.8156-4 - 2019/08/13 (火) 13:41:21 - mon
浮遊細胞のコンフルエンシーは、経日的に細胞数を数えて増殖曲線を書き、ご自分で調べるしかありません。
通常1~3x10^6cells/mLあたりが定常期になります。
植え継ぎは(細胞の性質が変化しにくい)対数増殖期に行ってください。
慣れると目視でおおよその細胞密度が分かるようになります。
(無題)
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No.8156-3 - 2019/08/13 (火) 08:39:58 - うん
>今まで使っていた接着細胞用に処理されたフラスコを用いても大丈夫でしょうか?
大丈夫です。
しかし、たまに接着すると分化してしまう細胞が居ます。
(THP-1白血病細胞株など)
このような細胞は「非接着フラスコ」を使用します。
細胞提供元のバンクのデータシートに書いてあると思います。
(無題)
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No.8156-2 - 2019/08/13 (火) 08:21:30 - おお
細胞によって接着性が違うでしょうけど、わたしが使った細胞は接着性のものと同じフラスコを使っていました。多分縦にして立ててたかな。使う細胞を開示したらもっと具体的な情報が得られるかもしれません。
>細胞をカウントするときは今までのようにトリパンブルーで血球計算版を用いて行う予定ですが、実験に用いる場合、たとえば生細胞だけ使いたい場合、何か方法があるのでしょうか?接着細胞ですと浮いてきている細胞やデブリは捨てられますが
普通はいずれの場合も死細胞が最小限になるような培養をして、特に死細胞を分けずに実験すると思います。事情によって絶対にこまるというなら、パーコールなどで分けたりすることはできるかもしれません。
浮遊細胞培養のコツ
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No.8156-1 - 2019/08/13 (火) 06:38:43 - うきわ
いつも参考にさせていただいております。
今まで接着細胞を培養し実験をしていましたがこのたび白血病細胞を扱うことになりました。浮遊細胞は培養自体は楽だと伺っております。経代自体も少量の細胞を次のディッシュやフラスコに入れればよいとのことですが、今まで使っていた接着細胞用に処理されたフラスコを用いても大丈夫でしょうか?(もったいないので使いたいと思いました。)
また、細胞をカウントするときは今までのようにトリパンブルーで血球計算版を用いて行う予定ですが、実験に用いる場合、たとえば生細胞だけ使いたい場合、何か方法があるのでしょうか?接着細胞ですと浮いてきている細胞やデブリは捨てられますが浮遊細胞の場合は?そのまま死細胞やデブリも混ぜて実験に使うものなのでしょうか?
接着細胞の場合はコンフルエンシーはわかりますが、浮遊細胞の場合は感覚的な目分量になるのでしょうか?
周りに浮遊細胞を扱ったものがおらず、これから手探りですが頑張っていきたいと思っております。ほかにもコツのようなものがありましたら教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
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