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No.8135-TOPIC - 2019/08/06 (火) 18:56:52 - プリオン
プリオン研究の現状について質問させてください。

これまでにvCJD患者由来の輸血(赤血球輸血で白血球除去なし)で4名、血漿製剤の投与で1名で二次感染が報告されています。しかし同ドナーから輸血を受けた患者は66名おり、感染力がどの程度か疑問です。
これまでは白血球の混入が問題視されていましたが、4例目は血漿製剤です。これはプリオンの細胞間伝播から細胞以外の感染リスクを示すもので、実際にエクソソームを介した伝播も報告されています。
ここで1つ目の疑問ですが、4例目の症例はエクソソーム等を介した伝播と結論づけられているのでしょうか?だとすると患者数がもっと多くてもいいと思うのですが。

また話は変わって再生医療におけるプリオンのリスクはいかがでしょうか?
プリオンの絶対数に応じて感染率が変わるなら、細胞培養で使われるヒト血漿由来成分はプリオンの混入リスクを伴い、尚且つ培養操作を通してそのリスクは増幅されるのではないでしょうか。
先の疑問と重複しますが、培養細胞におけるプリオン感染では細胞間伝播が優位で分泌因子を介した伝播は効率が悪いのでしょうか?というのも、細胞種によっては感染後の分泌因子には感染性がないと報告するものもあります。一方で感染細胞の城清には感染性があるとエクソソーム等が細胞に取り込まれるところまで示している論文はありますが、その後、二次感染力を獲得しているのか疑問です。
再生医療ではヒト幹細胞が使われる機会が増えてきますが、現行の生物由来原料基準では特にこれらのリスクを拘束するものではありません。

以上長文となってしまいましたが、再生医療におけるプリオンのリスクをお教えいただけないでしょうか。個人的には、ヒト細胞は代謝がマウスなどより遅いため、感染してもほとんど増えないのではないか、また、そもそも培養細胞に対しては培地由来のプリオンがほぼ感染しないのではないかとも思っています。
 
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No.8135-8 - 2019/08/13 (火) 01:35:41 - おお

培地成分にはAnimal freeのもの(血清を含め代替えがある)が開発されてきています。血清が必要な場合は血清の検査(Prion検出)で賄えると思います。実際の現場でどの程度の対応をしているかはわかりません。

>製造工程でのプリオン混入は非常に気持ち悪いですが、そこから増殖云々というのは裏のとれていない可能性

臨床では感染例があるようですし、培養は経験則かもしれませんがどこまで通用するかは個人的に疑問です。

(無題) 削除/引用
No.8135-7 - 2019/08/12 (月) 11:31:52 - プリオン
皆様

ご返信が遅くなり失礼しました。
話の内容の中で、特に感染源について言及しておりませんでした。

再生医療等での利用の場合を考慮して、ここでは試薬・培地・FBS等の原料を感染源として考えさせてください(培養するヒト細胞は正常)。
この場合、試薬等に含まれる可能性のあるプリオンが培養細胞に感染して増殖するというリスクはあまりないのでしょうか?
文献を拝見したところ、そもそもヒト細胞に持続感染すること自体が困難というものがあるし、調査会の報告では「通常は細胞培養の工程において異常プリオンタンパクは増殖しないと考えられている」とも記載されています。
つまり、製造工程でのプリオン混入は非常に気持ち悪いですが、そこから増殖云々というのは裏のとれていない可能性(学術的には可能性の低い)の話なのでしょうか?

※試薬等のプリオン混入リスクは最小限に抑えられていると思いますが、ここでは混入した場合の話についてご相談させてください。

(無題) 削除/引用
No.8135-6 - 2019/08/07 (水) 06:05:27 - おお
>再生医療におけるプリオンのリスク

感染源をどのように考えているのでしょうか。対象のPatientから細胞をとり、分化して戻すのであれば本人がPrionを持っていればそれはどうすることもできません。

(無題) 削除/引用
No.8135-5 - 2019/08/06 (火) 23:40:53 - おお
>血漿製剤の投与で1名で二次感染が報告されています。しかし同ドナーから輸血を受けた患者は66名おり、感染力がどの程度か疑問です。

100人に一人以上感染するとしたらおおごとではないでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.8135-4 - 2019/08/06 (火) 23:12:42 - rdtfγy
複数のプリオンの専門家に直接問い合わせて正確な情報を求めるべき案件と思います。こういうことはメールで聞けば親切に教えてくれます。

(無題) 削除/引用
No.8135-3 - 2019/08/06 (火) 20:28:51 - プリオン
すみません。
タイトルはプリオンの間違いです。

(無題) 削除/引用
No.8135-2 - 2019/08/06 (火) 20:17:27 - pudding
TОKY〇 HANDSで売っていたバケツプリン、販売しなくなってしまいましたね。

プリン 削除/引用
No.8135-1 - 2019/08/06 (火) 18:56:52 - プリオン
プリオン研究の現状について質問させてください。

これまでにvCJD患者由来の輸血(赤血球輸血で白血球除去なし)で4名、血漿製剤の投与で1名で二次感染が報告されています。しかし同ドナーから輸血を受けた患者は66名おり、感染力がどの程度か疑問です。
これまでは白血球の混入が問題視されていましたが、4例目は血漿製剤です。これはプリオンの細胞間伝播から細胞以外の感染リスクを示すもので、実際にエクソソームを介した伝播も報告されています。
ここで1つ目の疑問ですが、4例目の症例はエクソソーム等を介した伝播と結論づけられているのでしょうか?だとすると患者数がもっと多くてもいいと思うのですが。

また話は変わって再生医療におけるプリオンのリスクはいかがでしょうか?
プリオンの絶対数に応じて感染率が変わるなら、細胞培養で使われるヒト血漿由来成分はプリオンの混入リスクを伴い、尚且つ培養操作を通してそのリスクは増幅されるのではないでしょうか。
先の疑問と重複しますが、培養細胞におけるプリオン感染では細胞間伝播が優位で分泌因子を介した伝播は効率が悪いのでしょうか?というのも、細胞種によっては感染後の分泌因子には感染性がないと報告するものもあります。一方で感染細胞の城清には感染性があるとエクソソーム等が細胞に取り込まれるところまで示している論文はありますが、その後、二次感染力を獲得しているのか疑問です。
再生医療ではヒト幹細胞が使われる機会が増えてきますが、現行の生物由来原料基準では特にこれらのリスクを拘束するものではありません。

以上長文となってしまいましたが、再生医療におけるプリオンのリスクをお教えいただけないでしょうか。個人的には、ヒト細胞は代謝がマウスなどより遅いため、感染してもほとんど増えないのではないか、また、そもそも培養細胞に対しては培地由来のプリオンがほぼ感染しないのではないかとも思っています。

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