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固定細胞のフローサイト時の細胞ロスを防ぐ工夫について トピック削除
No.8109-TOPIC - 2019/07/26 (金) 02:08:11 - 住野
頻出かもしれませんが、アドバイスいただければと思い、トピックを立てました。

今、骨髄細胞の細胞内染色をフローサイトメトリーで行おうとしていますが、固定以降、洗浄時の細胞のロスが激しく、実験が前に進まない状態が続いています。

条件は骨髄細胞をマウスから取り出し、30分37度で細胞を休め、その後、試薬を加えて5分間刺激します。

その後、10%ホルマリンで室温10分、続けて0.1%Triton X−100で室温30分後、600g、5分で最初の遠心とします。この際、1.5mlチューブの壁面に細胞が付着しており、チューブの底面に綺麗にペレットが作られていません。この上清を慎重に捨て、そこへ0.5%BSA 10 mM EDTA in PBS 1 mlを加え細胞を洗浄し、600g、5分で2度目の遠心とします。これを再度繰り返し、3度遠心するともはや細胞の痕跡すら認めずです。

目的の細胞は骨髄中の幹細胞ですので、これだけロスが多いと実験することができません。

そこで質問させていただきたいのですが、
1. 固定さえしてしまえば、細胞のロスを防ぐためもっと大きなgで遠心しても良いのでしょうか?

2. BSAの濃度はもっと高めた方が細胞は落ちやすいでしょうか?

3. 0.1%Triton X−100が高過ぎるから細胞がロスするという可能性はありますでしょうか?

コメントをお寄せいただければ嬉しいです。
大変初歩的な内容で恐縮していますが、どうかよろしくお願いいたします。
 
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お察しします 削除/引用
No.8109-7 - 2019/07/28 (日) 23:10:13 - D1
NIH3T3での細胞周期解析ですが,固定後に5000xg 5min. で回してもFACSで解析できます.
1500rpmとかでやってたときは,かなりロスしていました.
造血細胞でどうかは分かりませんが・・・

(無題) 削除/引用
No.8109-6 - 2019/07/28 (日) 16:58:43 - あの
次のチューブを使ってたよ

https://www.sumibe.co.jp/product/s-bio/primesurface-proteo/proteo/index.html

もっと良いのあるかも知れないけど、用事は済んだ

(無題) 削除/引用
No.8109-5 - 2019/07/28 (日) 16:31:49 - あの
タンパク低吸着グレードのチューブを使う

BSA溶液であらかじめチューブ表面をブロッキング

(無題) 削除/引用
No.8109-4 - 2019/07/26 (金) 09:19:19 - mp
私も以前BM HSCを固定して染めた経験がありますが、サンプルをFACSで使う5 mlのポリスチレンチューブに入れてスイング(普段使う15 mlチューブ用バケットでいける)で回してました(300g 5min)。細胞数が多めだったせいかペレットは見やすかったです。でも1.5 mlのスイングでもいけるかもしれません。あと固定は、ちょっとお高いですがThermoのFIX & PERMを愛用していました。自作の試薬よりロスが少ない印象があります。

(無題) 削除/引用
No.8109-3 - 2019/07/26 (金) 05:54:03 - TK-1
> その後、10%ホルマリンで室温10分、続けて0.1%Triton X−100で室温30分後、600g、5分で最初の遠心とします。この際、1.5mlチューブの壁面に細胞が付着しており、チューブの底面に綺麗にペレットが作られていません。この上清を慎重に捨て、そこへ0.5%BSA 10 mM EDTA in PBS 1 mlを加え細胞を洗浄し、600g、5分で2度目の遠心とします。これを再度繰り返し、3度遠心するともはや細胞の痕跡すら認めずです。
>
> 目的の細胞は骨髄中の幹細胞ですので、これだけロスが多いと実験することができません。
>
> そこで質問させていただきたいのですが、
> 1. 固定さえしてしまえば、細胞のロスを防ぐためもっと大きなgで遠心しても良いのでしょうか?
生細胞でも少々gをかけても死にませんよ。レトロウイルスの感染なんて>1000 x gで二時間ぐらい遠心しても平気ですから。固定さいぼうなら面倒くさい時は1500 x g 3minなんかでやってます。

> 2. BSAの濃度はもっと高めた方が細胞は落ちやすいでしょうか?
その細胞を加える前にチューブにBSA溶液を入れてしばらく室温に置いといてから使ったらいいんです。それかシリコナイズしてもいいですが面倒です。ペレットができないのは壁に細胞がくっつくからです。ChIPなんかするときでもよくあることです。
これでダメなら、swing bucketでやればペレットができないことはないですが、round-bottomのチューブではペレットが広がるので、嫌がる人はいます。

> 3. 0.1%Triton X−100が高過ぎるから細胞がロスするという可能性はありますでしょうか?
その辺はどうなんでしょうね。わかりません。

(無題) 削除/引用
No.8109-2 - 2019/07/26 (金) 05:29:55 - M
チューブを1.5mlではなく15mlのコニカルチューブにして、スイングローターの遠心機で回せば、ペレットが見えるような気がします。どうしても1.5mlのチューブを使いたい場合は、一回遠心した後、細胞が付着していると思われる側面を、0.1mlより少なめのPBSでよく洗って遠心(最終ボリュームを極力減らして、付着する側面の範囲を限定する目的です)すれば、ペレットが多分見れると思います。

固定細胞のフローサイト時の細胞ロスを防ぐ工夫について 削除/引用
No.8109-1 - 2019/07/26 (金) 02:08:11 - 住野
頻出かもしれませんが、アドバイスいただければと思い、トピックを立てました。

今、骨髄細胞の細胞内染色をフローサイトメトリーで行おうとしていますが、固定以降、洗浄時の細胞のロスが激しく、実験が前に進まない状態が続いています。

条件は骨髄細胞をマウスから取り出し、30分37度で細胞を休め、その後、試薬を加えて5分間刺激します。

その後、10%ホルマリンで室温10分、続けて0.1%Triton X−100で室温30分後、600g、5分で最初の遠心とします。この際、1.5mlチューブの壁面に細胞が付着しており、チューブの底面に綺麗にペレットが作られていません。この上清を慎重に捨て、そこへ0.5%BSA 10 mM EDTA in PBS 1 mlを加え細胞を洗浄し、600g、5分で2度目の遠心とします。これを再度繰り返し、3度遠心するともはや細胞の痕跡すら認めずです。

目的の細胞は骨髄中の幹細胞ですので、これだけロスが多いと実験することができません。

そこで質問させていただきたいのですが、
1. 固定さえしてしまえば、細胞のロスを防ぐためもっと大きなgで遠心しても良いのでしょうか?

2. BSAの濃度はもっと高めた方が細胞は落ちやすいでしょうか?

3. 0.1%Triton X−100が高過ぎるから細胞がロスするという可能性はありますでしょうか?

コメントをお寄せいただければ嬉しいです。
大変初歩的な内容で恐縮していますが、どうかよろしくお願いいたします。

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