こんにちは。
ご報告が遅くなってすみません。ガラクトースでの酵母培養がうまくいかないという問題が解決しました。
アドバイスをしてくださった皆様、本当にありがとうございます。私一人では実験が進まなかったので、とても助かりました。ストレス耐性遺伝子の発現誘導による生育差がでたgrowth曲線を得ることができました。
同じような実験をする方がいるかもしれないので、以下に私が試した方法を整理して記載します。
@プレートからコロニーをピックアップし、SC-Ura(2%ラフィノース)で振盪培養する(30℃、overnight)
ASC-Ura(2%ラフィノース)にOD値が5〜6程のタイミングで何度か植え継ぐ。
(この操作により、なるべく多くの酵母菌を、生存している且つ対数増殖期である状態に安定させることが目的。細胞の生存率はメチレンブルー染色して顕微鏡観察するとわかる。)
B対数増殖期の状態の菌液を、SC-Ura(2%ガラクトース)にOD値が0.4となるように植え継ぐ。
(前培養のC源にラフィノースを用いているならば、ここでWashする必要はない。pYes2販売元のHPより、本培養の推奨条件はSC-Ura(2%ガラクトース、1%ラフィノース)と記載されているから。)
C源を切り替えてからはODが上がるのに少々時間がかかりますが、丸一日振盪していれば徐々に上がってくるはずです。
3日以上たってもODが上がらない場合は、全培養からトラブルシューティングした方が良いです。前培養の段階で、大多数の菌が死んでいる可能性があります。
きちんとタンパク誘導を確かめるならば、ウェスタンやノーザンをやっている論文が多いです。そこに関しては、自分の実験系や研究室の状況により判断して良いのではと思います。 |
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