研究歴の浅い医学系の大学院生です。この度は失礼いたします。
ある因子Aの発現をノックダウンしたヒト軟骨細胞にLPS刺激をかけ、real time PCRで末梢の疾患関連因子のmRNA発現をみています。
因子Aのノックアウトマウス由来の軟骨細胞でも同様にreal time PCRで末梢の疾患関連因子のmRNA発現をみたのですが、その際に刺激をLPSにするとそこまで末梢関連因子の発現に(WT由来と比較して)差がなく(あるのはあるのですが),IL1betaを使うと非常にはっきりと差があります。マウスの細胞でのみウエスタンブロットも行っているのですがこちらもIL1betaの方が差がはっきりとわかりやすく出ます。
因子Aは、LPSとIL1beta刺激の下流にあると考えており(他論文からも)、どちらの刺激も使用することに筋は通ってはいるのですが、できれば同じ実験系であり、刺激を統一したほうが良いとレビュワーから言われそうです。
human軟骨細胞にはLPSを、mouse軟骨細胞にはIL1betaを使うとすれば、つまり異なる細胞種を用いた同様の実験系で、刺激を統一しない場合、上記のように突っ込まれる危険は大いにあるでしょうか。
「LPSよりもIL1betaでのほうが差がはっきりでたのでIL1betaを使用しました」で理由として大丈夫なのか、他に考えたほうが良いでしょうか(正直思いつきません)。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご意見いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いします。 |
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