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ウェスタンブロッティング 動物サンプル トピック削除
No.7994-TOPIC - 2019/06/18 (火) 12:59:06 - まえちゃん
マウスの骨格筋をLysis bufferで溶解し、ホモジナイズ後、遠心分離を掛けた上澄みを細胞溶解液としました。

このサンプルを用いて、ウェスタンブロッティングを行ったところ、βアクチンのバンドが出た群と出なかった群がありました。

これは、サンプル回収を行う段階で何か問題があるのでしょうか。
 
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No.7994-7 - 2019/07/02 (火) 03:23:29 - おお
www.google.com/url?sa=i&rct=j&q=&esrc=s&source=images&cd=&ved=2ahUKEwivzti4p5TjAhWSXc0KHZa7CcUQ5TV6BAgBEAs&url=https%3A%2F%2Fwww.mdpi.com%2F2227-7382%2F7%2F2%2F25%2Fpdf&psig=AOvVaw0K-dK8sH8ft2CV3kIr9JfU&ust=1562090278071058

www.nature.com/articles/s41598-017-13797-z

こちらあたりのトータルの蛋白を染色したイメージが参考になるかも。

(無題) 削除/引用
No.7994-6 - 2019/07/02 (火) 03:17:00 - おお
みなさんがおっしゃることに加え、場合によってはシグナルが強すぎてケミルミ基質が急速に失われ検出する頃にはバンドが見えなくなっていることもあります。場合によってはバンドが中抜けする様に見えますが、量や分解能によって見え方も変わるでしょう。

アクチンはCBBで染めたときのバンドでも認識できるので(特に筋肉系の組織では)、ゲルをCBBでそめてみるか、トランスファーしたあとPonceuSなどで染めてみるかして見てもいいかもしれません。

詳しくはわかりませんが、骨格筋のメインなアクチンはアルファアクチンだと思うのですが、βアクチンでインターナルコントロールを取るのは一般的なのですか?それともβアクチンを見たいということなのですか?

(無題) 削除/引用
No.7994-5 - 2019/06/29 (土) 17:22:31 - あwせd45f6g7h8いj
あと他にもね、量が多い蛋白質って膜のうえから脱落することがあるんです。面積あたりの吸着容量にはかぎりがあるので、それを越えて転写されてくると、膜に着かずに先に膜にくっついた蛋白質に乗っかるみたいにしてくっかざるをえないので、お正月のお供えのお餅が5段くらいになった状態になります。乗っかってる蛋白質は膜に吸着してるわけではないので結合は不安定で弱いです。抗体と反応するのは一番表側の蛋白質が主になるのですが、洗ったりしてる間にこの乗っかった蛋白質は抗体とともに脱落してしまうことがあるのです。そうするとそこには抗体がないので、バックグラウンドよりもシグナルが弱く見えたりします。通常のサンプルでもサンプルのオーバーロードの際に見られることがあります。

(無題) 削除/引用
No.7994-4 - 2019/06/29 (土) 16:35:54 - Seicho
あwせd45f6g7h8いjさんのご意見と同様です。
うちは骨格筋や心筋の抽出処理は液体窒素で凍結した乳鉢上で乳棒でサンプルをパウダー状にしてすりつぶして(不要な腱などを取り除き)から、パウダーサンプルにLysis buffer(界面活性剤入)を加えて抽出していました。。
抽出効率を出来るだけ均一にすることがサンプル間のバラつきをなくすことになります。

(無題) 削除/引用
No.7994-3 - 2019/06/18 (火) 14:35:55 - qq
筋肉抽出液をβアクチンでブロットすると、べらぼーにたくさんあるACTAによりACTBのバンドが押し曲げられる可能性や、膜に転写される蛋白密度が高すぎてACTBが相対的に薄くなってしまうことが考えられるのではないかな?
βアクチン以外を選ぶほうが良いのではないかな?

(無題) 削除/引用
No.7994-2 - 2019/06/18 (火) 13:11:13 - あwせd45f6g7h8いj
脳や肝臓と違い骨格筋は硬いので物理的な力ではホモジナイズしにくい組織で、注意しないと組織の破砕や溶解が不完全、不均一になります。結果として抽出されるタンパク質の種類や量も不均一になった可能性はあります。Lysis bufferの組成を検討するとともに、ホモジナイズ前の組織の細切、ポリトロン型ホモジナイザー等を使用する、ホモジナイズ後の超音波破砕を併用、などで改善するように思います。

ウェスタンブロッティング 動物サンプル 削除/引用
No.7994-1 - 2019/06/18 (火) 12:59:06 - まえちゃん
マウスの骨格筋をLysis bufferで溶解し、ホモジナイズ後、遠心分離を掛けた上澄みを細胞溶解液としました。

このサンプルを用いて、ウェスタンブロッティングを行ったところ、βアクチンのバンドが出た群と出なかった群がありました。

これは、サンプル回収を行う段階で何か問題があるのでしょうか。

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