MSで二重結合の位置を同定するのは困難だと思います(私は聞いたことがありません)。フラグメンテーションパターンから同定するには、おっしゃるように誘導体化(pyrrolidideやDMOX)が必要です。この場合、GC-MSを使用することが多い気がします。
ただし誘導体化は脂肪酸のエステル結合を破壊しますから、試料がグリセロ脂質のような脂肪酸を結合した分子で、その構造を保ったまま分析したいということであれば、適しません。逆相HPLCでは膜脂質の脂肪酸種ごとに分離できますから、標準品が手に入るなら、保持時間の比較でそのような脂質を分析することもできるかもしれません。 |
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