培養細胞用のぶた膵臓由来トリプシンは、微量のキモトリプシン様活性が混入しているので4℃保存中に活性が徐々に低下します。
複数人で使用している場合コンタミ被害を拡げない意味もあるでしょう。細胞の調子(異常)もトリプシンの効きである程度は判断出来る細胞もありますし。ボスの指摘はいくつかのリスクを想定しているのでしょう。
でも使っている方は面倒ですよね〜。足りなくなってウオーターバスで溶解させるとコンタミのリスクは高まりますし。
なので、ウチのラボではTrypLE Expressを各人用に分注して使用しています。PBS-EDTAでリンスして数滴垂らしてなじませる方法で使用すると結構使いでありますよ。トリプシン液より高価ですがストックが無くなったら切り替えを提案してみたら。 |
|