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不正を取り締まるには? トピック削除
No.7946-TOPIC - 2019/06/01 (土) 05:08:38 - 学振
長文になってしまい申し訳ございません。学振では筆頭論文がどれだけあるかが非常に重要であることが知られておりますが、それゆえに教授が学生に強引に筆頭論文を書かせ、学振を取らせるというパターンが後を立たないように思われます。具体的には、博士課程に進学する予定の学生に、過去の卒業生のデータや、博士に進学する予定のない後輩の学生のデータで筆頭論文を書かせるパターンです。学振に通れば、研究室側としては、研究費100万弱がもらえ、学生も月に20万円もらえるのでwin-winですが、他の真面目にやっている学生が報われないように思われます。そのような不正を取り締まる方法は何かないのでしょうか? 
 
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29件 ( 1 〜 20 )  前 |  1/ 1. 2. /2


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No.7946-29 - 2019/06/11 (火) 19:20:54 - asan

まあ、学振だろうが科研費だろうが本質的には努力賞ではないのでね。
不公平だろうがなんだろうが、基本的には成果を出してくれる”可能性”が高い方によりお金が
出される”傾向”になるのはこの世の中しょうがないです。

でも、若手にポテンシャルのある人材を育成するとか支援する、というのも国益にはなるのだから
それを与えられた環境やこれまでの経歴を含めてどうアピールするかと言うだけの話がベースになる
と思います。

金やベースの高いラボだけに集中しても、そのラボができることだって限られてますし、
ある程度の不公平を踏まえて全体に幅広く出すことも一応は考えられてると思いますからね。

でも、この辺は学歴とかと一緒で、やっぱりちゃんとしたラボで形だけでも成果が出てる人
の方がそうでない人よりも計画もちゃんとしてるし、実際にちゃんとした人の方が多いという
ことも言えるからしょうがないかもしれませんよ。でもそれが全てではないです。
そんなの大半の人よくわかってると思います。

(無題) 削除/引用
No.7946-28 - 2019/06/11 (火) 18:49:24 - 雀
経済的な理由で進学を諦めざるを得ない学生さんもいるから、ラッキーは長続きしないということでは納得できるかどうかは見てきたケースによるでしょうね。

また、明らかに邪な意図をもって特定の学生を贔屓しているケースも見たことがあります。こちらは後にたいへんな問題になりました。

(無題) 削除/引用
No.7946-27 - 2019/06/11 (火) 17:48:30 - Nanasi
傍目には、審査委員が施設・大御所PIに忖度して選んでるのと区別がつきませんね

(無題) 削除/引用
No.7946-26 - 2019/06/11 (火) 17:41:01 - 一言
AA さんに同意します。
さらに付け加えると、

・いろんな意味で優秀な(正しい選択ができる)学生は概ね良いラボを選ぶ
・そこそこ優秀な学生が、通るノウハウを持ったラボに行けばさらに良い申請書が書ける。
・無能な学生でもたまたま大ボスのところに行ってボスが申請書を書いてくれれば、通る確率は上がる。
・多くのボスは科学的な良心があるので普通はそこまでしない。
・多くのボスは面倒なのでそこまでしない。
・学生の学振研究費に頼るようなラボでは学振に通るような良い研究は行われていない。
 →従ってこういうラボではボスが書いても大して通らない。
・アクティビティの低いラボではそもそもボスが学生を助けるような事をしてくれない
・いろんなラッキーで他力本願で学振に通っても、実力がなければ将来いつか破綻する
 →科研費、就活などをいつまでも助けてもらえるわけもない
・従って、実は学振どうのこうのと目先のことであまり一喜一憂しすぎるのは良くない

ラッキーな学生はこれらの良いところだけが当たって他力本願で通ることもあるでしょう。
ま、そんなせこいこといつまでも続きはしません。

(無題) 削除/引用
No.7946-25 - 2019/06/11 (火) 16:48:13 - AA
研究の推進力の高そうな環境に身を置ける能力があるかどうか、
つまりは立案・考察を手伝ってくれるヒトが身の回りにいて、
ある程度もとから予算があるラボを選択できているかどうか、
というのも実現可能性の観点からは判断基準足り得るのではないかと思います。

「真に優秀な人」というのを見出す審査方式があればいいのですが、
現状を考えれば「俺は優秀なのにラボが小さいせいで無能に負けた」
というのは、駄々をこねているようにしか見えないと思います。

学振の申請書については、確かに業績があるに越したことはないでしょうが、
最近はそのへん指摘もあったので、あったけど落ちた、ないけど通ったという例も多いです。
要は計画がちゃんと立てられているかどうかで、そのへんも研究室内でのサポートだけじゃなく、
割と研究室外の先生でも人を選べば添削してくれますし、やりようだと思います。

本題からそれますが、
自分の文章を色んな人に添削され修正されダメ出しされること自体、
その人の科学的思考力を伸ばすと思います。
才能や素地を慮外におけば、色んな人に申請書をみせて修正を受けた人のほうが、
優秀な人になる可能性は高いと言えないでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.7946-24 - 2019/06/11 (火) 14:37:12 - おお
>すごい能力を持っていて自分で作文できる

いやいやそれってすごい能力とは言わないでしょう。

(無題) 削除/引用
No.7946-23 - 2019/06/11 (火) 13:51:27 - 見えてくるのは
一連の議論で見えてくるのは、、、
1. 学生個人が(生まれつき)すごい能力を持っていて自分で作文できる
2. 通る申請書の書き方を知っているラボに行き、さらに実際に助けてくれる人徳者がいる

大半の人は1.には該当しないでしょうし、該当する才能のある人は2に行くでしょうから、結局、いろんな意味で如何に良いラボに行くかなんですね。学部で所属したラボ、大学がしょぼいなら早々に見切りをつけて異動しないと、博士、ポスドク、留学先で外れラボに入ってしまっては一気に苦しくなるということです。
極論をすると、修士で研究を始めた瞬間からある程度成功し続けている人しか生き残るのが難しいということだと思います。能力がある一部の人は博士やポスドクで目覚めて確変が起きる人もいますが。

(無題) 削除/引用
No.7946-22 - 2019/06/11 (火) 12:29:37 - Nanasi
まぁ、今の日本の研究界の惨状を見るに
審査体制が機能してるとは言えんよね。

学振審査に限った事ではないけど。

(無題) 削除/引用
No.7946-21 - 2019/06/11 (火) 12:19:37 - ぽんぽこ
極論も何もそれが真実じゃないですか。そもそも研究のアイデア自体が研究室のアイデアから派生するもので、場合によってはボスがテーマを指定して、テクニシャンとして働いている可能性もある。

(無題) 削除/引用
No.7946-20 - 2019/06/11 (火) 12:02:42 - 、、、
そこまで極論したら何も出来ない。
PI や先輩が大幅加筆してくれるくらいならまあありだろう。

(無題) 削除/引用
No.7946-19 - 2019/06/11 (火) 10:26:27 - ぽんぽこ
申請書も他の人が大幅に校正している可能性がありますが。。。

(無題) 削除/引用
No.7946-18 - 2019/06/11 (火) 09:20:37 - 経験者
レスをつけられているベテランさんのご意見を拝見して少々驚きました。こんなの不正扱いするまでもなく、申請者に実力があるか、他力本願の業績なのかは申請書を読めばわかりませんか?
少なくとも私や私の界隈の仲間うちでは、過去の業績なんて参考の1つにすぎません。研究費はその人が今後その実験によってもたらす利益に対して支払われるものなのであり、過去(業績)に対してではありません。従ってもっとも (x10)重要なのは研究計画です。優れた業績を上げている人が本当に優秀なら計画調書も優れています。これは審査経験がある方ならわかると思います。DC の応募者の業績なんて PI の影響が多大ですから、申請者本人の実力だなんてハナから思っていません。論文ゼロでも計画が面白く納得できれば高得点をつけます。特に DC の場合。
ただ、書いたように、「今後その人が良い結果を出せそうか」を審査していますから、良いボスのラボに所属しているというのも重要な要素の一つです。そういう意味で現在や過去のボスとのタッグでどんな業績を残してきたかも参考に見ます。計画が面白くて業績もあったら文句なし。計画がしょぼくて業績があったら私なら辛口な採点にした上で他の申請書との相対比較を行います。

(無題) 削除/引用
No.7946-17 - 2019/06/06 (木) 09:43:29 - asan

そもそも論として言うなら、研究者の世界、特にアメリカなんかは、自分で作業して結果出したかどうかよりも、その研究をオーガナイズしたりスーパーバイズして最終的に論文の価値にまとめ上げる人の方が評価される印象があります。単純に手を動かして実験しただけなら高級なテクニシャンの方がよっぽどできるからね。だから、その意味で言えばそもそも学部で入学してきたテーマ設定の時点で誰がやったか、なんて関係なくて時の運みたいなところもあります。他人のふんどしで論文量産しようが何しようが、結局見る人が見れば誰の成果かなんてわかってるので、せいぜいそう言う奨学金とかに有利にはタラグぐらいの話ですよ。それが10年20年の長い年月かかってくるとさすがにある程度自己責任になりますから結果が伴わないとやっぱりその人がよくないところがあると言う側面はあると思います。でも、小さい論文ばかり目指してる人でバイオ系の研究者として成功したような人はいないと思いますから、最低でもそれなりのハイインパクトジャーナルを視野に入れつつ小さいネタも定期的に形にする能力は必要だと思います。研究なんて、各ラボの金やマンパワーの事情などいろいろな側面があるので、全てのラボがいい論文を短期間で出せる体制にないわけだし、海外発表にたくさん行かせてもらえる学生とそうでない学生とかそんなのだってあるけどそれをいちいちどうのこうの言っててもきりがないよね。自分のあたえられた環境、テーマで良い意味でボスの期待を裏切って行くことが必要な訳だから。

ちなみにDC1学振に限って言えば研究成果なんてほぼゼロでも通るチャンスはありますし、実際通った人をたくさん見てますから研究成果のみでは判断されませんよ。業績欄がゼロだと相対評価で絶対最下位になるのであかんですが、何かでも書いてあればそれをどう順位づけるかなんてある程度人それぞれどうにでもなるのでね。研究というか人生でも自分でコントロールできることとできないことってありますけど、コントロールで来ないことを考えるよりできることで成果を出せばよろしい。研究だから時には苦しい状況で申請書類を書かねばならない、対外的に発表せねばならない時だってある、業績だけにしか頼れない人はそういう時に無能さが余計目立ちます。例えば業績で客観的な実力がアピールできないなら、申請書類中にプレリミデータをうまく入れ込んで、研究遂行能力があることを示す、挑戦的テーマでも順調に準備してるということをアピールする方法だってあるですよ。業績は大切ですが、全てではありません。DC取りたいなら、自分のテーマでボスにアピールして学会発表ぐらいは複数行ければ、あとはどうにでもなります。

(無題) 削除/引用
No.7946-16 - 2019/06/05 (水) 04:56:41 - ghんmjk
全く褒められた事ではありませんが、そういうのは不正とはいいません。当事者サイドでなんとでも理由付けできますし。法にふれる行為でもないので取り締まりだとかというものものしい言葉はちょっとオーバーすぎとおもいます。
言える事は、そうした手段でプロモートさせる方もしてもらう方もその時点のレベルがピークであとはゆるやかに下り坂モードの人おおいです。いつまでもそういうありがたい環境にいられるわけでもないしとくにラボ変わると。

(無題) 削除/引用
No.7946-15 - 2019/06/02 (日) 12:49:58 - yamato
正直、研究って相当不平等ですよ。実力のある人よりも、コネや政治力や運が重要で、下手したら捏造している人が成り上がる社会です。

どの社会もそうでしょうけど、周りを見ていても全然実力と実績が比例しているとは思えないです。


あんまり細かいことにこだわる必要はないですよ。自分にできることを淡々と進める。それだけじゃないでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.7946-14 - 2019/06/02 (日) 12:42:30 - taka
> 博士に進学する予定のない後輩の学生のデータで筆頭論文を書かせるパターン
これについては、就活で忙しい修士生のデータ取りと論文執筆を博士生(または博士進学予定の修士)と学部生でやってあげたというケースも多いです。解析と執筆を修士生がやったならファーストにすべきですが、そこまで出来ず、まとめて貰った論文を主論文として修論を書くケースが実際は多いように思います。
過去のデータをまとめただけで他人の仕事を掠め取っているというような理解は乱暴だと思います。生データは重要ですがそれだけでは素材でしかなく、解析と解釈あっての研究です。

(無題) 削除/引用
No.7946-13 - 2019/06/01 (土) 23:17:26 - 山梨
そもそも高インパクトファクターのジャーナルはコネがないと簡単には通らないことが問題。査読という歪められたシステムが、捏造を生み出す。
日本なんてまだマシ。アメリカの捏造体質は本当にひどい。

(無題) 削除/引用
No.7946-12 - 2019/06/01 (土) 21:03:56 - DC1
卒業生のデータを論文としてまとめること自体は良いことだと思いますが、まとめただけの学生が筆頭著者となり、それが決め手で学振に通るケースが多いのは良くないと思います。

学振において、筆頭論文があるということを評価しすぎていることが諸悪の根源だと思います。

また、これは現在の任期性の問題とも関係しますが、成果を早く求めすぎると、挑戦的なテーマで研究を行うことが困難になります。学部4年から博士卒業までの6年間は、任期とか考えずに一貫した深いテーマで研究を行える貴重な時間なのに、学振を見据えすぐに論文になるようなテーマで研究を行うのは、非常に惜しいことだと思います。

(無題) 削除/引用
No.7946-11 - 2019/06/01 (土) 20:24:09 - ***
データだけあっても論文出さないと知的財産の共有や科学の発展にはつながらないと思いますけど、卒業したら貴重な研究費使って作成したデータを捨てなければならないという主張でしょうか?そうならば論文アクセプトさせてから卒業終了してくださいませ。

(無題) 削除/引用
No.7946-10 - 2019/06/01 (土) 18:18:18 - DC1
学振で論文の有無を評価する意義がそもそも疑問です。

学部4年で研究室に所属し、修士2年の5月までのわずか2年の間(授業や院試の準備、卒論執筆などの時間を含む)に論文を出せているかどうかを見ているわけですよね・・・

バイオの分野では、平均すると若手の教員でも2年に1本、筆頭で出せるかどうかという印象なので、研究を始めて間もないひよっこの学生が2年でアクセプトまでいくのはよほど運がいいか、何かカラクリがあるように思います。

実際に、近くの複数の研究室において、DC1を取った学生は、みな卒業生のデータで論文を書いていた学生で、自分で1から出したデータで論文を書いている学生はいなかったです。

また、比較的いい結果が出て、いい雑誌に投稿しようとすれば、その分査読やリバイス実験もきつくなり、アクセプトには時間が掛かりますし、まずDC1には間に合わないでしょう。一方でハゲタカジャーナルであれば、1週間以内にアクセプトされることが多くあります。学振の基準では、後者のような雑誌に筆頭で論文を出している学生が採択され、前者の学生は多くの場合落とされます。

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