顕微鏡で観察してみて、見た目の細胞の数とMTS assayのデータは対応していますか。細胞数的には大差ないように見えるのにMTSの結果はかなり差があるとかいうことはないですか。個々の細胞のエネルギー代謝に基づくものであり、必ずしも細胞数を正確に反映しない場合も起こりうることは十分考慮する必要があります。特に実験系が仮に間接的であれエネルギー代謝やミトコンドリア、細胞内のレドックス等に影響を与えることが懸念されるならばMTSやMTT法は避けるべきです。もちろんそういうデータはcell countとは別に重要な知見にはなると思いますが。
24-wellとか3-cm dishとかもう少し大きなスケールで培養して、縦軸を細胞数およびMTSassayの吸光度、横軸に細胞数として増殖曲線を描いてみると、扱っている細胞や今の実験系にとってMTSassayが妥当かどうかわかります。面倒ですし古典的ですが、トリパンブルー染色して計算版とカウンターでCell countするのが確実です。 |
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