大腸菌にGST融合タンパク質を発現させ、精製を試みています。
これまでの結果から、実験の際、タンパク質発現誘導時に、フラスコの震盪速度を早くすると目的のタンパク質が得られることがわかりました(通常は120rpm/minで、早くした場合は190rpm/min)。通常の震盪速度では目的タンパク質を得ることはできません。
目的のタンパク質はHspと思われるタンパク質と一緒にとれてきたことから、目的タンパク質とHspが適度に存在する条件だと、目的タンパク質を得ることが出来るのではないかと考え、EtOHでシャペロンを誘導し、通常の震盪速度で実験してみたところ、目的タンパク質を得ることが出来ました。
以上のことから、フラスコの震盪速度を上げるとシャペロンが誘導されるのではないかと考えられるのですが、皆様はこのような経験はありますでしょうか。
論文をいろいろとあたったのですが、該当するような事柄について書かれているものはなかったので、質問させていただきました。
よろしくお願いします。 |
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