少し的外れになるかもしれませんが、いい論文を見つけました。
Kim, et al.(Kim et al. Biomaterials Research (2015) 19:6 DOI 10.1186/s40824-015-0028-0)の論文ですが、幹細胞を取る目的で得たほとんどすべての人歯サンプルにはマイコプラズマが混入しているそうです。
彼らはPCRでチェックした後、Elimination Kitやらを使ってマイコプラズマを除去し、その後、採取した幹細胞について検証しています。マイコプラズマ感染細胞よりも成長が良く、分化も問題なかったそうです。
私自身の経験では、マイコプラズマに感染した細胞は廃棄するしかないものでしたが、臨床研究をする人は得られたサンプルを廃棄することはできないので、マイコプラズマ感染細胞の利用に、臨床的に問題がないと考えるある程度の許容範囲を決めているのではないでしょうか? |
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