Protein arrayはarrayなので、異なる複数の(市販品をみると30~70種類くらい)蛋白質を同時に1枚のメンブレン上で検出するものです。通常のELISA kitはあくまで1種類の蛋白質を定量するのに使います。膜かプレートかの違いだけで基本的に原理は同じです。正確にはサンドイッチELISAの原理です。画像検索してみてください。同一蛋白質を抗原として認識するがエピートプは異なる2種のモノクローナル抗体(AとB)を使うのがポイントです。固相化抗X抗体A-標的分子X-抗X抗体B-ビオチン-HRP or 蛍光標識アビジンみたいな感じです。
Protein arrayはELISAのように希釈系列を作って行うわけではないので、基本的に半定量/定性です。ただ、pratein arrayで目視で差異が見えるなら、ELISAでも明らかな差異がみられるとおもいます。問題はprotein arrayでは差がはっきりしないものでもELISAでは差異があることはあり、この辺がprotein arrayの定量性の限界とおもいます)あと、やや価格は高いですが定量的protei arrayというのもあるようですので検討ください。
ELISAは定量的なassayができますが、片っ端から可能性のありそうなのをELISA kit買って定量するのは現実的でないので、あなたのような方針がこの種の実験では標準的とおもいます。
protein arrayは単調で時間がかかりますが2日あれば結果が出せるし実験自体はとても簡単です。 |
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