ねこさん、ご意見ありがとうございます。
初心に帰って論文を再度読んでみます。
皆様、多くのご意見を頂き誠にありがとうございました。その後のご報告をさせて下さい。
研究室の他のメンバーに私が使ったものと同じ試薬(基質、ネルソン試薬、ソモギー銅液)で実験をしてもらったところ、私が得られた結果と同じ様に、酵素(高濃度)の活性値は酵素(低濃度)から算出される値よりも低く、検量線は直線になりませんでした。また、私が調整した基質とは別の基質でも実験を行なってくれましたが、同じ結果でした。
このことから、今回の問題がヒューマンエラーやテクニカルによる人為的なものでは無く、対象の酵素が「生成物阻害」によって酵素活性に影響を及ぼしていると結論付け、上司に報告致しました。
私のテクニカルが原因では無いことに胸を撫で下ろしております。研究室内では新参者の私に原因があるのでは…と疑う雰囲気ヒシヒシとしておりましたので。
ただ、皆様にはいろいろと原因を考えて頂いたにも拘わらず、初歩的な生成物阻害が原因だったことに申し訳無く思っております。
前任の当時の実験記録やデータを調べたところ、ノートには酵素を3種類の濃度で行なっているのに、データ上ではそのうちの2種類を抜粋して検量線を引いていたり、ノートでは複数回行なっていると推測される描写があるのに、データ上では相関係数(R2値)が高いグラフの1回分の結果しかなかったりしていました。
憶測ですが、意図的に(或いは無意識かもしれませんが)実験結果を抜粋した結果、検量線が直線に乗ったのではないかと思われます。
漸く実験を先に進めることができます。このトピックにご意見を頂きました皆様、本当にありがとうございました。 |
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