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バッファー類は冷蔵保存すべきかどうか トピック削除
No.7655-TOPIC - 2019/02/05 (火) 14:59:16 - kuma

バッファー類は冷蔵保存と常温保存、どちらが正しいですか?
(例えば、TEバッファーやTris-HClの場合)
100倍濃度の液は常温保存でも良いと思いますが
1倍濃度の場合を教えてください。

バッファーは生体分子の居心地が良い組成になっているので
雑菌が繁殖しやすいと思います。

ペットボトルの水や牛乳を開封後に冷やさないと
夏場とかだとすぐに腐ってカビが生えたりするのと同じで
バッファーを冷やす必要があるのでしょうか?
(ただし、飲料水とは違い口を付けないので雑菌は多少入りにくいとは思いますが)

一方で、精製キットに付属しているバッファーは常温保存するように指示がなされています。
これは塩が析出などすると溶液の組成が変わってしまうためです。

一体、どちらが正しいのでしょうか?
 
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6件 ( 1 〜 6 )  前 | 次  1/ 1. /1


(無題) 削除/引用
No.7655-6 - 2019/02/06 (水) 02:01:36 - おお
4度があまり良くない試薬を考えてみると。

SDSを含んだ溶液は溶液組成によっては沈殿します。温めて使う事もできるかもしれませんけど(じっさい他に共存するものが要冷凍だったりする場合もあるので)。

(無題) 削除/引用
No.7655-5 - 2019/02/06 (水) 00:33:40 - おお
グリセロールや糖分が入っているなら要注意かもね。
その他安定性を考慮しないといけないもの、4度で使うものは冷蔵庫に入れておいたほうがいい。
例外として光感受性のもの(たとえばHepesやMops)は遮光して室温保存でもいいけど、冷蔵庫に入れておけば光があまり当たらない。
PBSTとかだれかWB用ブロッキング場ファーをつくるとき、スキムミルクが混入してしまい菌が増え変な事になってた事があった。これは保存というか手技の問題か、、、

まあ細菌が増えるといやだなあと思うなら冷蔵庫に入れてもいいよ。ただしカーボンソースがないとそう簡単に増えるものでもない。またTRISやEDTAはある程度抗菌性がある。

キットのものに関しては何が入っているか検討がつかないか、判断が出来ない限りその指示に従うのがいいでしょう。

ただ空調の関係上夏場休日など室温が相当あがるような場所では劣化するものもあるかもしれない。

(無題) 削除/引用
No.7655-4 - 2019/02/05 (火) 16:55:28 - asan

EDTAバッファーやPBSなら、通常は抗菌効果はないので雑菌は残ると思いますが栄養素が少ないので室温だからと言って明らかに増殖してくることはないと思います。そもそも室温だろうが冷蔵保存だろうが無菌状態で保存してない限り菌は存在するので、それを栄養たくさんのところに戻せばそれが感染源になって問題になるだけです。

ちなみに、単なるミネラルウォーターだって一度開けたものを室温に放置したからといってすぐに濁ってくるとか腐ってくることなんてほとんどないですよ。人間が口をつけて飲んだものは口から菌や食べかすなどの栄養素が内部に侵入するからとかそういう理由もあるでしょう。人間が中毒になるような細菌数って100万とかの単位ですから、よっぽどの状態です。濁るというのはそれ以上の状態でしょう。また、仮に目に見えない程度の細菌が繁殖してるバッファーを使用したからといって、主成分に栄養素がなければバッファーの蘇生自体はほとんど変わらないのでぶっちゃけ使用にほとんど問題ないと考えられます。細菌のコンタミが結果に影響するような実験なら、通常無菌状態で使用したりするはずです。

実験試薬で通常どのように保存するかを決めるのは、わずかな細菌の繁殖の有無などよりもバッファーの成分を化学的に安定に維持できる方法を取るのが普通だと思います。というか、冷蔵冷凍しなくてはいけないものが多すぎるので、冷蔵できればやった方がいいがそこまでスペースがないので、という実用的な理由もあるでしょう。ちなみに、実験試薬でもBSAを入れたりウエスタンのスキムミルクなどは普通に4°でも濁るので使い捨てですしね。

(無題) 削除/引用
No.7655-3 - 2019/02/05 (火) 15:46:57 - あいみゃん
回答になっているかどうか別にして、試薬のストックは
基本しないものだと考えている。
ただ、調製が面倒だったり、コストの面などを踏まえて
適宜試薬によって自分は変えています。

常温保存と指定されているものはすべきで、
特に指定がない場合は、述べている通り
冷やして置いたりしておいておくことにこしたことはないと思います。

結果自分の中では、予備実験等には長期保存(MAX 1か月)したやつを
用いていますが、ペーパー等のデータをあげる際には、
一応、作り直してます。(多分、ストックを用いても大丈夫だと思うけど。)

(無題) 削除/引用
No.7655-2 - 2019/02/05 (火) 15:39:43 - qqq
1xであっても、どちらでも特に問題ないと思います。
TEなんかはDNAを溶解したり希釈したりに使用するので、その後の保存が4度だろうということで冷蔵としている程度では。
気になるならメーカーの指定に従えば良いし。

Tris-EDTAにしろTris-HClにしろ、細胞培養液のように高栄養なものではないのでそんなに雑菌が繁殖するものでもありません。
生体分子の保存に適しているかと雑菌が繁殖しやすいかは別です。
勿論条件の良くない環境(エアコンのフィルターがカビてるとか)で長期間使っていると蒸留水やPBSでもカビが浮くこともありますけど。

うちでは基本的に使用する温度に置いています。

バッファー類は冷蔵保存すべきかどうか 削除/引用
No.7655-1 - 2019/02/05 (火) 14:59:16 - kuma

バッファー類は冷蔵保存と常温保存、どちらが正しいですか?
(例えば、TEバッファーやTris-HClの場合)
100倍濃度の液は常温保存でも良いと思いますが
1倍濃度の場合を教えてください。

バッファーは生体分子の居心地が良い組成になっているので
雑菌が繁殖しやすいと思います。

ペットボトルの水や牛乳を開封後に冷やさないと
夏場とかだとすぐに腐ってカビが生えたりするのと同じで
バッファーを冷やす必要があるのでしょうか?
(ただし、飲料水とは違い口を付けないので雑菌は多少入りにくいとは思いますが)

一方で、精製キットに付属しているバッファーは常温保存するように指示がなされています。
これは塩が析出などすると溶液の組成が変わってしまうためです。

一体、どちらが正しいのでしょうか?

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