こんばんは。
胎児期9.5のマウス脳からウエスタンライセート調製したいのですが、その方法について御指南いただけませんでしょうか?
私はこれまで培養細胞やアダルトマウス臓器(肝臓、脳、肺など)、胎児期18.5のホールライセートを調製し、ウエスタンを行って来ていますが、胎児期9.5の脳というのは初めて扱います。
アダルト臓器や胎児期18.5のホールボディは、ピストンタイプのガラス製ホモジナイザーでマッシュしていました。それで綺麗にウエスタンはできています。(容量は5mlや10mlのライシスバッファーを使用。)
ただ、米粒の半分ほど、いえ、それよりも小さいですね。
そんなサイズの脳を100-500マイクロリットルほどで可溶化するとなると、その方法はどう行えばいいか思案しています。うちのラボで出来る範囲で考えたのが、
1. ビードビーダーでホモジナイズ。脳片をチューブに入れ、そこへビーズと溶解バッファーを入れます。その後、高速でシェイクするようなビーダーで1分ほど処理。脳なので1分もしなくてもいいかもしれません。ただ泡立ちますし、容量が少ないので、界面活性剤が入っているとすぐに泡立ち、きちんとホモジナイズされない可能性もあります。
2. 脳片をチューブに入れ、そこに溶解バッファーを入れ、それをソニケート用のウォーターバスに入れ、1分ほど超音波処理。この方法ではロスが出ません。隣のラボではマウス肺や肝臓をこの方法で破砕し、きちんと綺麗なウエスタンを行なっています。私もこれがいいのでと考えています。
容量が少ないのでガラス製ホモジナイザーでのマッシュは不可能だと思います。
皆様からの御指南を感謝しています。 |
|