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DNAでアニーリングできる最長の長さ トピック削除
No.7617-TOPIC - 2019/01/28 (月) 17:37:51 - くまむし
DNAは短いものだと加熱した後に徐冷することでアニールすることができますが、
長すぎると徐冷してもうまくいかないと聞きます。
それで一体どのくらいの長さがアニーリングが成功する最長の長さなのでしょうか?
もし文献などがあればお教え願います。
 
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No.7617-5 - 2019/01/30 (水) 15:45:52 - 格さん
無限に長い時間の後には、いくらでも長いものがアニーリングできるでしょうね。

(無題) 削除/引用
No.7617-4 - 2019/01/30 (水) 14:03:13 - AP
レシピカードってのはカードファイルを買って自分で作るもんさ。
レファレンスも何もその前に述べた、
Molecular Cloningの当該部分を抜書きしたもの。

Tm値で30分というのがどういうシチュエーションを想定したものなのかわからないんだけれど(直リンはできないようだ)、どうせオリゴで長いやつってことでしょう? 先に書いたように所要時間、反応速度はDNAの長さに比例します。30分で十分にいくDNA長さなんてたかが知れている。
Tm マイナス何度というのはハイブリのときの常法で、Molecular Cloningなどの実験書に普通に出ている。。もちろん、stringencyの調節のためよりTmに近い温度でやることも、もっと温度を下げることもある。
とにかく、徐冷で室温まで自由に温度を下げていいのは、Tmが低いオリゴの場合であって、ある程度の長さのあるDNAのハイブリには、途中で強固な二次構造を取らないように、温度を高く保つ必要があって、かと言ってTm近く、あるいはそれ以上の温度だと、ハイブリ速度や収率が下がる。

なお、Tmとは全DNAの1/2が解離する温度なので、Tmで温度を保つというのはそういうこと(二次構造による悪影響は減るけど、歩留まりも下がる)。
化学反応なんだから、この温度なら100%でできて、ずれたら0%になるというようなもんでもないでしょう。

>Tm-20〜25℃の方が良いというのは本当なのでしょうか?
とかなんとか、ちょいちょい失敬な口をききますな。
だったら最初から人になんか尋ねず、ネット情報あさって、それを信じてやればいいじゃないですか。
気をつけなさい。

(無題) 削除/引用
No.7617-3 - 2019/01/30 (水) 12:35:00 - くまむし
http://tools.thermofisher.com/content/sfs/brochures/TR0045-Anneal-oligos.pdf

このページのAdvanced Protocolを見ると
Tm値で30分など長時間放置するのが良いそうですが、
Tm-20〜25℃の方が良いというのは本当なのでしょうか?
リファレンスがあれば教えていただけないでしょうか?

> レシピカードに抜書きしたのがあった、

レシピカードってどこで入手できるものですか?
URLがあれば貼り付けていただけないでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.7617-2 - 2019/01/28 (月) 18:27:01 - AP
徐冷じゃなくてTmマイナス20-25℃付近で長時間おけばいいんじゃない。
ハイブリでプローブをつけるときなんかそうするよね。徐冷だと、分長いDNAは子全体が正しい対合を形成している途中で、温度が速く下がりすぎて分子内対合など不正な水素結合をしてしまうんじゃないか。

一般に鎖長が短ければアニールの速度は早い、長ければ遅いという関数の関係にある。オリゴの様に短いものなら数十秒から数分でいくのは、PCRとか検査用のハイブリキット(オリゴプローブを使う)なんかがそうだから頷けると思う。
最新版に出てるかは確認していないが、Molecularクローニングにハイブリにかかる時間(Cot1/2)、鎖長、濃度の関係の近似式なんかがある。
もちろん、塩濃度やフォルムアミド濃度なんかも他のパラメータもある。

レシピカードに抜書きしたのがあった、
Cot1/2 (hrs) = 1/[amount of DNA (ug)] x [length of DNA (kb)]/5 x [vol (mL)]/10 x 2

Cot1/2(全DNAの1/2のアニールが完了するのにかかる時間)は、
DNAの長さと反応系の体積に比例し、
DNA量に反比例する (濃度の逆数に比例するとも言える)

なお、ブロットのハイブリはCot1/2に一倍から3倍くらいの時間範囲でやるのが目安。

DNAでアニーリングできる最長の長さ 削除/引用
No.7617-1 - 2019/01/28 (月) 17:37:51 - くまむし
DNAは短いものだと加熱した後に徐冷することでアニールすることができますが、
長すぎると徐冷してもうまくいかないと聞きます。
それで一体どのくらいの長さがアニーリングが成功する最長の長さなのでしょうか?
もし文献などがあればお教え願います。

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