POの不活性化が必要かどうかは、対象物にPO活性があるかないかによります。
もともと活性のない組織だとか、前処理の段階で不活性化している場合には必要ないのは当然ですね。
パラフィン包埋なんかでは酵素活性を残存させる方が難しいくらいですし、エピトープの暴露処理もやっていることはタンパク質の変性ですから、酵素のが死ぬ可能性は高い。
逆に、不活性化処理の過酸化水素やメタノールで、ダメになる抗原もある。
ブロッキングステップがおまじないだということはしばしば言われていて、省いたプロトコールも(市販品のマニュアルなんかでも)見うけられます。
抗体の希釈液にブロッキング剤を入れているはずで、それで十分なことが多い。 |
|