ゼブラフィッシュを用いてモルフォリノオリゴによるスプライシング阻害ノックダウンを行っています。
モルフォリノはエクソンの3'末端からイントロンにまたがって結合し、イントロンの挿入がおこるように設計しています。
しかし、実際はイントロンの挿入はあまり起きていないようで、エクソンの後半の配列が欠損したものが高発現しているようでした。
これはモルフォリノオリゴがスプライシング開始配列に結合したことで、スプライスバリアントに関わるようなエクソン中の配列がエクソンの3'末端と誤認識されたために生じたものだと考えています。
このようにスプライシング阻害ノックダウン、ノックアウトをする際に目的とは異なる結果を引き起こしてしまう事例が文献や報告になっていれば教えていただきたいです。
また、それがモルフォリノオリゴによるものであるとよりありがたいです。
よろしくお願いします。 |
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