たびたびの書き込みで大変恐縮です。
みなさまからいただいたアドバイスに従い、double digestionで充分量のinsertを確保することができました。ただ、ligationを7度行い、24クローンずつ毎回拾い上げても目的のものが取れてきませんでした。これまでの仕事では10以上クローニングはそれほど難なく行ってきており、これほど苦労しているのは初めての経験で驚いています。
ligationの工程としては、
double digestion後に1% AGEを行い、ゲルから精製/アガロースから溶出します。(十分量回収できています。)それをligationに供しましたが目的のものが取れてきませんでした。そこで溶出サンプルにグリセロールと70% EtOHを加えてエタチンも行いましたが、それでもだめでした。
ligationはvector 0.01 pmolに対し、insert 0, 0.01, 0.05, 0.25 pmol(1:0から1:25)の4つの比率でtotal vol 2 ulにし、そこへTakaraのligation kit ver 1.2を等量加え、16°C, 30分またはオーバーナイト行い、その後DH5αに形質転換後、Amp plateにまいています。(形質転換からplatingまではこれまでルーチンに行ってきました。)
コロニーは1:0でも10コロニーほど出てきます。insertの比率を上げてもコロニーの出来具合は変わりありません。形質転換時にTakara ligation kitのV液を添加しても変わらずでした。
ここまで駄目なのは初めての経験です。
みなさま大変恐縮ですが、ご意見お聞かせ願えませんでしょうか?
今、新しく制限酵素サイトを変えて、再度PCRからやり直そうとしていますが、この考えというのは妥当なのでしょうか?あるいはまだ改善する余地等ありましたら、どうかご教授いただけますと幸甚です。どうか、よろしくお願い致します。 |
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