いつも参考にさせていただいております。
マウス脳の凍結切片を免疫染色する際、市販のHistoVT Oneで抗原賦活化 (温浴で70℃, 20分) すると、サンプル上に気泡が発生し、その後残り続けてしまいます。キムワイプ等でつついても割れる気配はありませんでした。
なお、クエン酸バッファーを用いて同様の手順で抗原賦活化しても、このような気泡は認められません。
汎用される抗原賦活化剤であるため、私の切片作製の手順に問題があると思っていますが、どこに問題点があるのかわかりません。
どうかご助言をお願いいたします。
以下にプロトコルを記します。
1. マウスをPBSで還流後、脳を摘出
2. 4%PFAで2日間浸漬固定 (4℃)
3. 20%スクロースに置換して2日間置換 (4℃)
4. OCTコンパウンドで包埋し、クライオスタットを用いて20 μmで切断 (-15℃)
5. スライドグラスに載せた後、陰圧をかけたデシケーター内で脱気 (室温, 6時間)
6. HistoVT Oneで抗原賦活化 ←ここで気泡発生 |
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