私も一応キョージュですが、ポスドク時代、1週間、遺伝子組換えの基礎(PCR, DNAfragmentの抽出、miniprep)を習っただけ。全て一回しか教われない。必死に習得したところ、「こいつは見所がある」と、なりました。あとはプロジェクトをいただき、頑張るのみ。変化の激しい分野です。新しい技術は自分で獲得してくること。私以降の人間は、教授から直接ご教示いただくことはありませんでした。最後の弟子。運が良かった。
現状にご不満があるなら、自分で研究費を取ってくるか、やめることです。
教室にもよりますが、大学院生一人に年間最低100万かかります。まともなところでは200〜300、有名どころでは千以上。大学からもらえる経費は学生あたり年間3万円。生物系では1万を切る。
これまでの人生で抗体買ってもらったことなどありません。自分の研究費で買うものです。サンプル抗体、あるいは知人にお願いして、ご分与。お話を拝見するに、恵まれた環境です。技術員がいる教室は裕福です。人数も多い。
欧米の研究室にいた時、「自分で奨学金を取ってこれない学生は採用しない。そんな院生は、将来、研究費が取れないから。」と聞いたことがあります。向こうでは「もらいやすい」のかもしれませんが、日本とは比較にならない。意識が違います。頑張ってください。 |
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