採用されにくい、難易度が高いから応募しないというような人はあまり独立して研究室を運営して行くのに向いてない気がします。
自分の元ボスが言ってたのは、独立PIになったらまずやることの一つとして科研費以外の研究費にとにかく出しまくって金集めすることだ、と言ってましたが、民間と言っても色々あるし、テーマがピンポイントで被ってることなどほとんどないのがこの業界?ですからその辺は上手く擦り合わせて魅力的な申請書を書くのも才能、必要な能力の一つだと思われます。
また、科研費等は申請できる数が限られてますから、基盤C1本でやっていけない多くのラボは特に最初は100万ぐらいのものでもとに書く出すでしょう。そういう競争的資金が取れる能力というのは上のステップに行くのにも評価されると思います。
中間職であえて出すべきかどうかはそのラボの規模やボスの考え方次第でしょうが、多分通らないからという消極的な理由だけで出さないというよりも、そんな暇があったら少しでも多くの成果を出せるように研究をしなさい、金は自分が持ってくるから、という金策のうまいボスのラボかどうかだと思います。
財団系は確かに報告書等大変な場合もありますが、民間企業のものは企業もそこまで期待してないCSR的な立ち位置の場合も多いのでそこまで厳しい成果は求められないことが多いと思いますよ。語弊を恐れずにいうと、上場企業にとっての年単位の数百万ー数千万の研究費なんてのは、研究するクラスの正社員の給与などを考えればそう大したしたコストではなかったりしますので。
ちなみに民間助成金の大学のピンハネは、企業にそれをしないように一筆書いてもらって大学に提出すると免除される大学もあるので、事務に聞いて見たらいいかと思います。 |
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