薬剤Aの耐性が指標ならば、わざわざ単一クローン化してもしなくても普通により強い濃度で薬剤Aをかけて耐性のクローンを回収してくる以外の方法はないと思います。
通常シングルクローン化する場合はヘテロな集団を一定の指標で均一なものにしたい理由があるとか、バルクの状態では目的外の理由による偽陽性が混じる可能性を完全に排除したいからであって、逆に言えばクローン化によるデメリットもないとは言えません。
耐性株作製後の選択圧をかけ続けるかどうかは例えばその耐性が増殖や生存に不利なものであれば選択圧がなくなったら徐々に耐性の弱いものが優位に増えてきてしまいにはなくなる可能性はありますが、通常の遺伝子の安定発現株等の作製の場合は一度完全にシングル化したら抗生剤を抜くとか濃度を下げるとかすることはありますよ。実験にできるだけ余計なものを入れたくないとか、抗生剤のコスト削減だとか色々な理由があ流でしょうが、少なくとも抜く前にストックをたくさん取っておいて問題が起きたら元に戻れるぐらいのバックアップはとるかもしれませんが。 |
|