mozさん、私もさん、おおさん、ありがとうございます。
まとめると、メディウムそのものにはタンパク分解を促すようなものはないだろうが、FBSにはあるかもしれない、また、おおさんの説明でいうとリコンビナントタンパクそのものにも含まれている可能性がある、とうことになるでしょうか。
自分の感覚で言うと、仮に純粋なタンパクだけであっても、37Cでインキュベートしたら時間と共に自然に崩壊が起こるだろうからバンドが薄くなっていくのはまあごく自然なこと、と思っていました。それで、疑問点としては、なぜ分解途中を反映したと思われるバンドが見られないのか?でして、
>分解の中間産物が見えないのは抗体にもよるかもしれませんがCell lysateなどを使った系ではまあまあありえます。
なぜ見えないのだろうか?という疑問が今も残っています。Caspaseなんかの酵素的に切られるものはcleaved Caspaseといった形で見られるのは知っているのですが。
実は、細胞有りで同様の実験もしていまして、細胞有りでは目的タンパク質よりも小さいサイズのバンドも見られ、時間と共に濃くなっていくのです。それで、これは細胞表面にある何かによって切断された結果現れたバンドではないか?ということで実験を進めており、まず、これが細胞無しでは起こらないことを示す為にトピックにあげた実験をやってみました。期待通りの結果とも言えるのですが、バンドが薄くなった分はどこにいったのか?という点で腑に落ちず質問させていただいた次第です。
薄くなった分はプレートへの吸着の結果の可能性があるという指摘は納得です。取りあえず低吸着のチューブを購入したので、プレート、普通のチューブ、低吸着チューブそれぞれを使って同じ実験をして、バンドの減弱具合が変わるかどうか調べてみようと思います。 |
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