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妊娠マウスへのタモキシフェン食による発生期のKO誘導について トピック削除
No.7270-TOPIC - 2018/09/27 (木) 15:44:38 - ひろみ
いつも勉強させてもらっております。ひろみと申します。

遺伝子組み換えマウスでタモキシフェンによってノックアウト(KO)を誘導する系について質問させていただきます。
発生中にKOを誘導するため、妊娠母マウスにタモキシフェンを餌(Envigo社)で食べさせることを行っております。
腹腔内投与やゾンデによるタモキシフェンの妊娠マウスへの投与では、食殺され、KOマウスを得ることができませんでした(バックグラウンドはB6マウスです)。Adultでは腹腔内投与の方法でうまくいっております。
そのため、タモキシフェンdietによるノックアウト誘導の方法を行っております。
妊娠マウス(E12.5程)でタモキシフェン餌に変えたところ、体重が減り明らかに食べていない状態で、その後の出産がうまくいきませんでした。

もしタモキシフェンdietでcre誘導を起こし、発生段階にKOを起こしている実験系をされている方で、このようにやっていますという方がいらっしゃいましたら、どのような方法で行っているか教えていただけませんでしょうか。また、タモキシフェンdietにより発生段階で(妊娠マウス)KOを誘導する系を行っている論文などもございましたらお教えいただければ幸いです。

また、Envigo社のタモキシフェンdietの説明に体重の減少などは説明がありますので、多少の体重減は起こることだとの認識もしております。
重要なことは、妊娠中に発生中の胚でKOを誘導し、ねらった遺伝子がKOされた状態で生まれてきて、その後数日で解析を行うことが目的です。ねらった遺伝子が発生期にKOされていてもlethalにならないことは複数の文献などで確認済みです。

長々と書いて申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
 
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(無題) 削除/引用
No.7270-2 - 2018/09/28 (金) 07:54:02 - Mac
タモキシフェンdietで胎児KOを誘導した経験はありませんが、妊娠早期のタモキシフェン腹腔内単回投で胎児にKO誘導する実験を昔やってました。投与量を調整すれば、妊娠継続可能で、ある程度の組み替え(そんなに高い効率にはなりませんが)は見られると思います。トピ主さんも、「腹腔内投与やゾンデ」を試されているようですが、その場合の問題が、タモキシフェンの毒性ではなく「食殺」なのであれば、帝王切開と代理母で対応可能かもしれませんね。

タモキシフェンdietの場合でも、投与量の調整は重要と思われ、E12.5から連投だと、妊娠継続への影響があるかもしれません。この投与法で、子宮内での胎児の生存や成長が確認されていて、出産だけが問題なのであれば、この場合も帝王切開と代理母で対応できるかもしれません。

あと、どの程度のKO効率が必要なのかにより、戦略が変わってくるかもしれませんね。100%に近い効率が必要ならば、deleter-Creなどでgermline KOのヘテロを作っておいて、その掛け合わせでホモのKOを得る方が早道かもしれません。

妊娠マウスへのタモキシフェン食による発生期のKO誘導について 削除/引用
No.7270-1 - 2018/09/27 (木) 15:44:38 - ひろみ
いつも勉強させてもらっております。ひろみと申します。

遺伝子組み換えマウスでタモキシフェンによってノックアウト(KO)を誘導する系について質問させていただきます。
発生中にKOを誘導するため、妊娠母マウスにタモキシフェンを餌(Envigo社)で食べさせることを行っております。
腹腔内投与やゾンデによるタモキシフェンの妊娠マウスへの投与では、食殺され、KOマウスを得ることができませんでした(バックグラウンドはB6マウスです)。Adultでは腹腔内投与の方法でうまくいっております。
そのため、タモキシフェンdietによるノックアウト誘導の方法を行っております。
妊娠マウス(E12.5程)でタモキシフェン餌に変えたところ、体重が減り明らかに食べていない状態で、その後の出産がうまくいきませんでした。

もしタモキシフェンdietでcre誘導を起こし、発生段階にKOを起こしている実験系をされている方で、このようにやっていますという方がいらっしゃいましたら、どのような方法で行っているか教えていただけませんでしょうか。また、タモキシフェンdietにより発生段階で(妊娠マウス)KOを誘導する系を行っている論文などもございましたらお教えいただければ幸いです。

また、Envigo社のタモキシフェンdietの説明に体重の減少などは説明がありますので、多少の体重減は起こることだとの認識もしております。
重要なことは、妊娠中に発生中の胚でKOを誘導し、ねらった遺伝子がKOされた状態で生まれてきて、その後数日で解析を行うことが目的です。ねらった遺伝子が発生期にKOされていてもlethalにならないことは複数の文献などで確認済みです。

長々と書いて申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

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